住宅構造の種類は、「木造」「鉄構造」「鉄筋コンクリート」と大きく分けて3つあります。それぞれの工法にメリット・デメリットがありますが、日本の戸建て住宅の約70%は木質系で建築されています。その中でも、昔からの在来軸組工法というものが一般的には普及しており、日本の気候風土に合ったものとされています。
種類 | 木造 | (従来軸組)木造 | (2 x 4)鉄構造 | (軽量)鉄構造 | (重量)鉄筋コンクリート(RC)造 |
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設計 | 自由度が高い | 多少の | 制約がある多少の | 制約がある自由度が高い (大開口・ 大空間が可能) |
自由度が高い |
施工性 | 職人の差が 出やすい |
均一な品質を 保てる |
工場生産の ため安定 |
技術力が 求められる |
品質管理の 良し悪しが影響 |
特性 | 火に弱い※ /耐震等に 配慮必要 |
耐力・耐熱性能を 持たせやすい |
結露をおこしやすい /耐火性が低い |
結露をおこしやすい /耐久性・耐火性に 優れる |
耐久性・耐火性・ 防音性に優れる |
特徴 | 日本風土に 合っている/ 増改築が しやすい |
設計の自由度は 高くない |
工期が短い/ 商品完成度 が高い |
敷地条件や 設計によって コストが上がる |
工期が長い/ 地盤によって、 改良工事費が かかる |
価格帯 (坪単価) |
工務店: ハウスメーカー: 約50万~70万 |
約40万~60万工務店: ハウスメーカー: 約50万~70万 |
約40万~60万ハウスメーカー: | 約65万~70万工務店: ハウスメーカー: 約80万 |
約70万工務店: ハウスメーカー: 約100万 |
約90万
木造住宅は、鉄骨造や鉄筋コンクリート(RC)造に比べて、耐震性能が低いと言われていますが、これは、阪神・淡路大震災の際に古い耐震基準で建築された家屋の多くが倒壊したため、「木造住宅=地震に弱い」というイメージがついたものと思われます。現在では、適切な耐震基準に基づいた住宅が建てられており、性能表示制度に基づき、その耐震性能を表示している住宅会社も多くあります。
日本は四季を通じて、気温や湿度が大きく変化する国です。そういった気候の変化の中で快適に暮らすためには、「冬は暖かく、夏は涼しい、断熱性能に優れた家」を建てる必要があります。また、東日本大震災以降、「省エネ・節エネ」が叫ばれるようになりました。日常生活を見てみると、「空気を暖めたり、水を温める」という行為は特にエネルギーを使用します。これを家の設計などによってコントロールできるようになると、省エネ・節エネにつながってきます。光熱費においても電気料金は近年上昇傾向にあり、このコストを抑えることが暮らしのひとつの課題となっています。以上を踏まえると、毎日の暮らしにおけるランニングコストを抑えながら、家族が快適に住める家を建てる。すなわち、「優れた断熱性能+省エネタイプの設備」を選択することが、「いい家づくり」の重要なポイントになると言えます。ただし、エネルギー効率の高い設備は、設置のコスト負担も大きいため、総予算における優先順位やバランスを考えておく必要があります。
快適な住まいを実現するユニバーサルホームのテクノロジー
家は、何十年と住まいつづけるものです。だからこそ、永く快適な住まいを保つためには建築時の建物の丈夫さ(耐震性や耐久性)とともに、定期点検やメンテナンスが必要です。例えば自動車には車両検査制度があります。安全に走行するために、2年に1度の車検を受けることで「お墨付き」をもらい、公道を走ることができます。住宅も同じように「定期検査」をしなければガタがきます。激しい温熱環境や風雪などにさらされている外壁や屋根は定期的な検査が必要です。シロアリの被害や基礎のヒビ割れ、水漏れ・湿気による腐れなどが起きやすい床下などは、専門業者による定期検査をお勧めします(フリーメンテナンスの部材や床下にシロアリが侵入しにくい工法などもあります)。また、水廻りや電気設備、配管などの部分も定期点検と交換を実施したほうがよいと考えられます。定期点検やメンテナンスなどのアフターケアに力を入れている住宅会社を選ぶこともひとつのポイントです。
ユニバーサルホームの保証・定期点検制度はどうなっているの?