建築実例 no.36

ユニバーサルホーム建築実例 no.36 ユニバーサルホーム建築実例 no.36

case 36 災害に強く
家事動線・生活動線が良い
平屋の家

お子さまが小学校に上がるタイミングで
家づくりをスタートされたK様ご家族。

2016年の熊本地震をきっかけに、
「地震に強い家」に住みたいと強く思い始めたといいます。

そんなK様が選ばれたのは、平屋。
地震に強いだけでなく、家事動線、生活動線が良く、
非日常も感じられる素敵なお住まいが完成しました。

House Detail

建物概要
ご住所:長野県
完成年月:2019年3月
延床面積:116.35㎡(35.20坪)
ご家族構成
ご夫婦+お子さま3人
使用無垢フロア
ヴィンテージクリア
外観
detail

熟考に熟考を重ねてたどり着いたのが
ユニバーサルホームだった

外観2

「とにかく家づくりに対するこだわりが多くて。地震に強いということはもちろんですが、生活動線・家事動線も良くしたい、自分の『好き』を大事にしたい……と色々考えると、注文住宅以外の選択肢はありませんでした。私が知りうる限りのハウスメーカーをすべて見てまわったと思います(笑)」

ご主人さまは転勤も多く、働きながらお子さまたちを育てていくことを考えると「動線の良さ」も奥さまの譲れない条件の1つだったといいます。そんな中、ユニバーサルホームの決め手となったのは、担当の営業スタッフの言葉だったのだとか。

「私たちの想いや希望を伝えたところ、営業スタッフさんが『すべて叶えましょう』と言ってくださったんです。家を建てた場所から当時の住まいまで距離があったのですが、何度も足を運んでくださって。その熱意にも心を打たれましたね」

子供達

自然災害は、地震だけではありません。全国的に近年、多発化・激甚化している豪雨や台風による水害も懸念されるところですが、ユニバーサルホームの住まいの基礎は床下のない「地熱床システム」。K様は、床下浸水が“ありえない”という構造にも安心感を覚えたといいます。

「1階全面が暖かい“地熱床暖房”なので、寒い地域なのですが冬も快適です。電力が安い夜に点けて昼間は消しているのですが、余熱で1日中暖かいです。子どもたちは1年中裸足で走り回っていますよ」

生活動線・家事動線の起点はキッチン

キッチン

当初からのこだわりだった生活動線・家事動線は、奥さまがいる時間が長いキッチンを起点に考えていかれました。

「まず、平屋だから階段の上り下りがないのがすごく楽です。玄関や水廻りの位置は、キッチンを起点に考えました。玄関のすぐ裏側にキッチンがあるので毎日の買い物も楽ですし、お料理をしながら洗面室や浴室の様子も伺えます。リビングを通って寝室や子ども部屋に行く間取りもこだわりの1つです。子どもが大きくなっても帰ってきたら顔を合わせることができますし、自ずと家族みんなが集まりやすくなりますよね」

収納棚

キッチンの横にウォークインができる収納をつくったのも「大正解だった」と奥さまは言います。

「計画時より、家族の成⻑に対応可能な可変性のある収納にしたいと思い、ストックルームとして利用してみたり、現在では、パソコンやプリンターを置いて、書斎として使っています。今後は、⼦供の成⻑に合わせた収納として利用していく予定ですが、このスペースを考えたのは大正解でした。」

暮らしの中に取り入れた「非日常」

テラス

もう1つのこだわりは、家の中で「非日常」が感じられること。生活動線や家事動線の良さは損なわず、生活感を全面に出さない空間とするため、収納を多くし、天井高を上げることで開放感を演出しました。2階の間取りを気にせず天井高を上げることができるのも、平屋ならではです。リビングに隣接したテラスでは、BBQを楽しむこともあるのだとか。

リビング

「キッチンに立つと、リビングと和室、そして窓からの景色が一望できるんです。家事や子どもたちとの時間を過ごしながら、非日常も感じられるお気に入りの場所になりました。具体的な天井高や勾配を決めたのは、施工中。大工さんや営業スタッフさんと一緒に現地で『もうちょっと勾配が欲しい』『もう少し高くできませんか?』と話し合いながら決めていったので、イメージもしやすかったです」

家づくりは、家と家族と暮らしに向き合う大切な時間

家族写真2

理想の住まいに、とことんこだわったK様。家づくりにかけた約1年の月日は「家と家族と暮らしに向き合う大切な時間だった」と振り返ります。

「1年間、毎日、家のことばかり考えていました。間取りや仕様を考えるにあたってのメモには、文字がぎっしり。自分たちの暮らしや将来をここまで考え尽くすことってなかなかないので、非常に充実した時間でしたね」

メモ書き

実は居住後に一度、リフォームを実施されたそうです。その理由は、住まわれてから生まれた3人目のお子さまの足型・手形を飾るためのニッチを新設するためです。リフォームを可能にしたのは、将来を見据え、可変性のあるつくりにしていたから。現在は平屋のお住まいですが、屋根裏に小さな部屋をつくれる空間を確保し、将来的にご両親と同居することになったとしても対応できる仕様にしています。

家族写真3

最後に、奥さまとご主人さまが思い描く「この家でつくっていく未来」についてお話ししていただきました。

「『将来』や『理想』から逆算して色々決めていくことができたからこそ、安心できる空間でありながら、暮らしやすく、非日常も味わえる家が完成しました。さまざまなこだわりは、すべて家族みんなが安心して暮らせて、帰ってきたくなるような家にするため。これからも、家づくりで大切にしていたことを忘れずに暮らしていきたいですね」