こまめに掃除をしているのに、なかなか部屋が片付かないというお悩みはありませんか?そんなときには、収納方法やアイテムを再考してみてはいかがでしょう。ここでは、住宅で活用したい収納アイデアについてご紹介します。部屋ごとの考え方や工夫についてまとめましたので、参考にしてみてください。
住宅の収納は、各部屋を使う人に応じて決めていくことがポイントです。たとえば、子供部屋の収納は、どうすれば小さな子供でも片付けがしやすいかを考えてみましょう。お気に入りのおもちゃは、ぬいぐるみや積み木など、属性ごとに違う色のボックスに片づけるようにしたり、軽いものなら洗濯ネットに入れて吊るしたりする方法があります。バラバラになりがちな絵本は、浅めのカゴにまとめるのもよいでしょう。簡単なルールを決めて片付けやすいしくみを作っておくと、一人でも片付けやすくなるものです。
寝室についてはリラックスして過ごせるよう、できるだけスッキリまとめたいものです。眠る環境は、腰痛のある人やぜんそく気味の人は、布団よりもベッドを使う方が寝起きがしやすく、吸い込むホコリも少なくなるといわれています。ベッドは場所をとりますが、その分だけベッド下の収納スペースがしっかり確保できるメリットもあります。ベッド下に入れるものは衣装ケースに入れておくと汚れる心配がありませんし、引出収納を利用するのも便利です。
また、リビングは家族が集う場所なので、物も多くなりがちです。リビングに物を持ち込まないようにすればよいのですが、実際のところは難しいかもしれません。そんなときには、一人につき一つのカゴを割り当てて、そのなかに入る分だけお気に入りのものを入れてみてはいかがでしょう。カゴの容量を超えるときは、優先順位を決めて自分の部屋に戻すようにします。
気軽にできるアイデアを活用すれば、収納力も高まります。たとえば、タンスに衣類を収納するときには、小さくたたんだり、くるりと丸めたりして立てて収納すると、引き出しの深さを無駄なく活用できます。衣類を重ねずに済むので、なかに入っているものが一目でわかるのも嬉しいですね。靴下や小さな下着類はプラスチックケースで仕切ると、見た目もキレイに収まります。
また、子供部屋では、高さのあるカラーボックスの内側に突っ張り棒を入れると、上着や普段着をかけておくのに重宝します。カラーボックスの側面にフックを取り付ければ、帽子やカバン類もまとめて収納できますね。また、子供部屋やリビングの整頓でカゴを使う場合には、部屋のカラーになじむ色を選び、大きさも揃えると統一感が生まれます。
そのほか、寝室のベッド下収納で衣装ケースを使う際には、キャスターのついたケースを選ぶのがおすすめです。掃除をするときや中身を入れ替えるときにスムーズに引き出すことができますよ。
収納に便利なアイテムを取り入れると、効率よく部屋の整頓が進みます。手軽に取り入れられるアイテムとしては、チェストやメタルラック、カラーボックスなどがあげられます。リビングであれば、収納しているものが外から見えない扉付きのチェストを選ぶと、スッキリした印象を与えることができます。チェストの高さを低めに統一することで、リビングを広く見せる効果もありますよ。
また、水気のあるものを扱うことが多いキッチンでは、収納にメタルラックを選ぶと通気性を確保できます。小さめのものを収納するときには棚の上にボードを乗せると、スキマから物が落ちる心配もありません。メタルラックの魅力は、側面に自在にフックが掛けられることで、お玉やフライ返し、ゴム手袋など、よく使う道具類を吊り下げられます。
カラーボックスについては、大きさが多様で仕切りの調整もしやすいので、子供部屋で重宝します。おもちゃ箱や道具類の大きさに合わせて仕切りを調整できるので、お子様と話し合いながら収納場所を決めてみてはいかがでしょうか。