家を新築するのはとてもワクワクすることですね。新しい環境で生活がスタートして、気持ちもリフレッシュできる体験です。しかし、引っ越しでは楽しいことだけではなく、やらなければいけないことがたくさん出てきます。ここでは引っ越しが決まってからしなければならないこと、当日の流れなどをご紹介します。土壇場で焦らないようにチェック項目をしっかりと確認しておきましょう。
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引っ越しの日程を決めてから現在の住宅の解約手続きを
新居への引っ越しが決まったら、現在住んでいる住宅の解約手続きを行う必要があります。契約更新のタイミングで引っ越しをする場合には大丈夫な場合もありますが、契約の途中で退去する場合には一般的に退去日の1カ月前までには管理会社もしくは大家さんに解約の意思を伝え退去日を連絡します。なかには、退去日の3カ月から半年前までに連絡が必要なところもあるので、入居時の契約内容をしっかりと確認しておきましょう。引っ越しにともなって、電気・ガス・水道などのライフラインの解約や、郵便物の転送届、新聞・固定電話・インターネットなどの解約・変更手続きなども忘れずに行うようにしてください。
数社を比較し引っ越し業者を決める
引っ越しが決まったらなるべく早く引っ越し業社を探し始めましょう。できれば1社ではなく数社の引っ越し費用を比較して業者を選びたいものです。インターネットで一括見積もりの依頼ができるので、ぜひ利用してみてください。一括見積もりのメリットは、安い業者を選ぶことができる点と、他社の金額を伝えたうえで値引き交渉がしやすいという点です。新居への引っ越しには何かとお金がかかるので、少しでも引っ越し費用を節約したいのなら繁忙期を避け、なるべく期間の幅を設けて交渉するとよいでしょう。大手会社の安心を買うか、気になるサービスを買うか、費用を抑えることが第一なのかなど、自分なりの基準を持っていると探しやすくなります。
無駄のない引っ越しの当日の動きと流れ
引っ越し当日、引っ越し会社のスタッフと一緒に積み込む荷物の確認を行います。特に高価なものやこわれものなど、取り扱いに注意が必要なものは必ず確認するようにしましょう。荷物の搬出が始まったら依頼主は特に何もすることがないので、子どもやペットがいる場合は危なくないように見ておきましょう。搬出が完了したら管理会社スタッフもしくは大家さん立ち会いのもと、室内の状態を確認します。ここで破損の有無を確認し、何か修理が必要な場合には後々修理の見積もりが郵送されてきます。家の鍵や備品を返却して終了です。あとは新居へ移動し、引っ越しの搬入作業を指示します。電気や水道は引っ越しの1週間くらい前までに連絡しておけば当日から使用することができます。ガスだけは立ち会いのもとで開栓が必要になるため、事前に引っ越し日を連絡しておきましょう。
賃貸以上に大切な引っ越し後の近隣への挨拶
家を新築するということは、その土地で長く生活することを意味します。子どもがいる家庭の場合は、地域の学校に通い子どもの学校生活を通じて親もコミュニケーションを取る機会が多くなるため、ご近所への挨拶は必ずするようにしましょう。特に小さい子どもがいる家庭の場合、泣き声や走り回る足音などで近所に迷惑をかけることもあります。昔から「向こう三軒両隣」といいますが、一軒家の場合は自治会などを通じてより広い範囲の家庭と付き合いを持つ可能性があります。最初に良い印象を与えるためにも、しっかりと挨拶をしておきましょう。特に新築工事を行う場合などは、事前に工事予定や引っ越し日などを知らせておくと安心です。
引っ越しはやることがいっぱい!ゆとりのあるスケジュールで
いざ引っ越しをするとなると、引っ越し業者選びや現在住んでいる家の契約手続き、ライフラインや各種手続きの変更、ご近所への挨拶回りと目の回るような忙しさです。荷物の搬入が終わってもダンボール箱がしばらく片付かないという話もよく耳にします。あとであれがなかった、あらかじめ準備しておけばよかった……と慌てることがないように、ゆとりを持ったスケジュールで引っ越しの準備をしましょう。新居での新しい生活をストレスなく始めるためには、早めの引っ越し計画が重要です。