大阪府交野市は、大阪のなかでも移住先として特に人気のある地域です。その理由は、交通の利便性がありつつ豊かな自然を有している、その住みやすさにあるといえるでしょう。また住みやすい地域でありながら、地価が安いというのも大きな魅力です。そこで今回は、交野市に新居を構えようとしている人に向けて、交野市の交通事情、風土、治安、子育て支援などを紹介していきます。
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交通の便のよさは抜群
交野市は、とても交通の便のよい街です。というのも、大阪府北河内地域にある交野市は、おおよそ大阪・京都・奈良の中間に位置しているからです。そのため、通勤・通学・行楽などの起点としては最適と言えます。交野市には、京阪電鉄交野線とJR学研都市線(片町線)の2路線が通っています。京阪電鉄交野線は大阪と京都を結んでおり、交野市からの所要時間は大阪まで約30分、京都までは約50分です。また、JR学研都市線(片町線)は大阪市内と奈良方面を結んでおり、大阪まで約30分、奈良まで約50分で移動できます。
また、京阪バスの運行もあり、車がなくても生活しやすい環境といえます。交野市外出支援バス(ゆうゆうバス)も1日8便運航されており、65歳以上の高齢者、障がい者をはじめとして、検診等でゆうゆうセンターを利用する妊娠中の女性および0~3歳児に乗車パスが支給されます。マイカーを持たずに生活できる環境は、家を新築するときに住空間を広くできたり、節約になったりと、さまざまなメリットがあります。そういった意味でも交野市は魅力的な街といえるでしょう。
緑が多くてのんびりとした雰囲気
交通の便が非常に良い交野市ですが、都会の喧騒といったものがあるかというと、そうではありません。市の面積の半分ほどが、金剛生駒紀泉国定公園の山林で占められるほど、緑豊かなのが交野市です。また交野市の中央には、枚方市まで続く天野川が流れており、平安時代の古典文学「伊勢物語」に七夕伝説をイメージして歌われるほど有名な川です。交野市の街が「星田」「天田の宮」など星にちなんだ名称が多い背景には、このような歴史が起因しています。
こうした自然豊かな交野市は、ハイキングやバーベキューなどのレジャー施設も多数あるため、自然を感じながらゆったりと住みたいという人にはぴったりです。たとえば、市内にある、「大阪みどりの百選」にも選出されている「くろんど園地とすいれん池」「妙見の桜並木」「源氏の滝」が有名です。これらは市民の憩いの場であることはもちろん、市外からも人が集まる人気スポットとして親しまれています。そのため、これから交野市に住居を建てる子育て世代ならば、子どもを豊かな自然のなかで育てられて、歳を重ねてからも穏やかに過ごせる、魅力的な町であると言えるでしょう。
犯罪が少なく治安がよい街
治安の面でも交野市は安心して暮らせます。交野市は警察官の巡回が多く、暴力事件や性犯罪、ひったくり、路上強盗などがほとんど起こりません。交野市のなかでも比較的賑やかな交野市駅周辺においても、治安レベルは良好と言われており、交野市駅周辺を離れれば、その治安状態はさらに良くなります。そのため小さな子どもがいる世帯でも、安心して暮らせる街と言えるでしょう。
また交野市は、かつて隣の市の枚方警察署の所轄でしたが、2012年に交野警察署が新設されました。こうした動きもあり、市民の安全はもちろん、運転免許証の更新などの利便性も向上しています。
市主催の「子育て子どもプラン」が盛ん
学年や学校が違う子どもたちと、自分の子どもを交流させることで、社会性や協調性をつけさせたい親も多いことでしょう。交野市では、交野市教育委員会主催の子育て支援イベント、「交野市子どもプラン」が行われています。市内の小中学生が、交野市の豊かな自然のなかで、デイキャンプや山登りなどを楽しんでいます。こうした交流イベントは年に何度も開催されているので、各家庭に合わせたスケジュールで参加できるでしょう。
たとえば、「秋だ!いわふねデイキャンプ!」と題して、摂南大学の学生のサポートのもと、飯ごう炊さんやゲームを行うイベントが企画されています。また「楽しく学べる!防災キャンプ」のように、30名ほどの小学生が、実際に体育館に避難施設を作るイベントなども催されています。
家族で楽しめるイベント「かたのノアソビ大作戦」
子どもと一緒に自然に触れ、地元の人とも交流できるイベントがあると嬉しいものです。交野市では、親子で参加できるアウトドアイベントとして、「かたのノアソビ大作戦」が毎年行われています。このイベントは、交野市の自然豊かな里山で、山遊びや川遊びなどを家族で楽しむイベントです。
たとえば、朱に染まった里山において紅葉を満喫する「朱に染まった里山」というイベントや、交野山山頂から絶景の夜景を見る「トワイライトハイキング」というイベントが開催され、交野市の豊かな自然を生かした企画として人気を集めています。また、交野市全体をフィールドにしたゲームなども行われており、普段交流する機会のない人達とも知り合えるチャンスがあります。
大阪府の中では地価が低め
とても魅力的な交野市ですが、大阪というと地価が高いというイメージがあるかもしれません。しかし、交野市は大阪の中でも地価が安く、注文住宅を建てる土地を比較的手に入れやすい地域です。2018年の公示地価は、平均11万5084円/平方メートル、坪単価では平均38万443円となっており、これらのデータを見ると、JR学研都市線沿線のなかでは比較的安い地域であることがわかります。JR学研都市線沿線の平均地価は1平方メートルあたり14万2065円ですが、交野市のうち最も高い地価である交野市駅周辺でも、平均地価は1平方メートルあたり13万6000円にとどまっています。
実際、交野市で更地として売り出される土地は、100平方メートルを越える物件が大部分を占めます。そのため、新築の一戸建てを建てれば、広々とした住居に住めるでしょう。このあたりは、都心ではなく郊外の交野市ならではのメリットといえます。
家族で住みやすいエリアに家を建てよう
交野は都会の喧騒がなく、自然豊かで住みやすい街です。住んでいる人々の雰囲気ものんびりと穏やかで、治安も良好であるため、20~30代の子育て世代の家庭が移住するには、とても馴染みやすい街ともいえるでしょう。
また、交通がこれほど便利にもかかわらず、地価が安いことも大きな魅力です。都心ではあまりない100平方メートル以上の物件も多く、理想の家づくりにこれほど適した土地もあまりありません。広々とした土地に理想の住宅を建てるなら、注文住宅が最適です。交野市で素晴らしいファミリー・ライフをスタートしてみてはどうでしょうか。