久留米市は福岡県南部にある筑紫野平野最大の都市です。人口20万人以上の特例都市で福岡市のベッドタウンとして注目されています。久留米市では特に子どものいる家庭への支援が整っており、子どもの医療制度を利用することで治療費の自己負担分を減らすこともできます。
また、久留米市内の保育料は国の基準より総額35%軽減となるよう設定されているなど子育ての支援が行き届いた地域です。
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人口に対する医師の数が多い街
久留米市は古くから「医者のまち」と呼ばれており、人口10万人あたりの医師は全国トップクラスです。全国では医療崩壊や医者不足が叫ばれていますが、久留米市内には34の病院と300を超える診療所など多くの医療機関があります。医者の中でも特に不足しがちな小児科や産婦人科、産科医の人数も多いです。医者の数が多いことから医療技術も全国的に高い水準を誇っています。他県からやってきた医療技術者は「久留米市の医療の充実ぶりには驚く」との声もあがっているほどです。
久留米市が高い医療水準を誇る理由として「アザレアネット」という医療ネットワークがあげられます。アザレアネットはくるめ診療情報ネットワーク協議会事務局が運営する久留米市独自の医療ネットワークです。久留米市内のほとんどすべての医療機関はこのアザレアネットを利用し同意を得られた患者の診察情報を共有しています。他病院で行われた検査の内容や処方された薬などの情報を共有することで無駄な検査や問診を行う必要がなく、的確な医療を受けることができるのです。
また、久留米市では「子ども医療制度」という健康保険法が適用される子どもの医療費の自己負担額を市から支給する制度があります。対象は久留米市在住の中学校の卒業年度末までで、医療費の支給は福岡県以外の都道府県で受けた診察や治療にも適用可能です。この子ども医療制度はコルセットなどの治療用装具に対しても支給されます。
医療内容の充実度も魅力
久留米市は365日24時間、専門の医療機関が対応できる救急医療体制が整っていることも特徴の一つです。広域搬送医療の拠点にもなっています。広域搬送医療とは重傷患者搬送に従事する災害派遣医療チームまたは救護班を被災地外から派遣し重傷患者を被災地外の災害拠点病院等へ救命搬送するなどの医療行為です。ドクターヘリも配備しており、高度救命救急センターへ患者を移送特殊疾病や重篤な患者の対応を行うことも可能です。高度救命救急センターにはハイリスクの妊婦や新生児に対応する専門の機関「総合周産期母子医療センター」などもあります。
また、土日祝日や連休などの急な病気やけがでも、内科や外科をはじめとした小児科や産婦人科などの医療機関が当番制で対応しています。小児救急センターでは夜間も開業しているため子どもの急な怪我や病気にも対応が可能です。聖マリア病院の小児救急は24時間開いており、地域の小児科医や医療機関でも小児救急センターに協力し診察や医療を行っています。
久留米市では地域ごとに介護サービスの拠点作りと支援していく地域密着型サービスの整備を進めています。自宅での介護を行う人のための支援サービスである小規模多機能型居宅介護サービス事業所の数は全国平均の約4倍です。高齢者施設では医療機関との連携も行っているため、安心してサービスの利用を受けることができます。
電車やバスのアクセスがいい
久留米市はJRと西鉄の電車が走っています。学生であれば久留米高校や久留米大学の近くにも駅があるため、電車で通うことも難しくありません。電車の路線は久留米市中央部に固まっているため、離れている人はバスや車を利用することになります。久留米市内では路線バスだけでなく空港連絡バスや高速バス、深夜急行バスなども利用可能です。
また、久留米市では予約することで決まった路線以外の場所にあるバス停に迂回する「よりみちバス」の運行も行っています。10人乗りの誰でも利用できるバスで、高齢者をはじめとした移動の難しい人が気軽に買い物や通院などの移動手段を確保することが目的です。予約が必要となりますが、通常であれば乗り換えが必要な路線であっても、よりみちバスを利用することで直接目的地に向かうことができます。
高速道路で九州各地へ行きやすい
久留米市は「車さえあればどこにでも行ける」と言われています。久留米インターチェンジは久留米大学駅前から徒歩10分の距離です。久留米インターチェンジの近くには駅や大型ショッピングセンターも多く、高速道路の分岐点になっています。九州自動車道や長崎自動車道を利用して遠出することも難しくありません。また、大分自動車道も利用しやすい位置にあります。久留米市からであれば1時間で福岡市や熊本県、大分県などにたどり着くことができ、家族での日帰り旅行には最適です。また、久留米市郊外には駐車場付きの大型ショッピングセンターもあります。
中核都市のわりに自然が多い
久留米市は中核都市として都会の便利さがある一方で、筑後川や耳納連山などを通して家族と一緒に自然を楽しむことができます。筑後川は阿蘇山を水源とており、九州地方北部から東西を通って有明海に流れる一級河川です。久留米市内の筑後川は筑後次郎とも呼ばれており、近くに道の駅があります。久留米市だけでなく九州全域で生活用水としても利用されている美しい川です。
久留米市の東櫛原町にある中央公園には公園内には、陸上競技場や野球場などのスポーツ施設や鳥類センターなどもあります。鳥類センターではクジャクやフクロウ、白鳥などの珍しい鳥を見ることができる施設です。フラミンゴやダチョウなど日本では珍しい鳥だけでなく天然記念物のタンチョウ、絶滅危惧種のハヤブサなどを飼育しています。鳥類以外の動物とふれあうこともでき、子どもから大人まで楽しめる施設です。公園内の大噴水の水は筑後川から引いた水を利用しており、噴水のある芝生広場は5月になると美しいショウブの花を見ることができます。
移住ファミリーに対する支援が充実
久留米市では「久留米市転入ファミリー定住奨励補助金」という市外から転入してきた人を対象に住宅購入の奨励補助金を交付しています。ただし、空き家活用リフォーム助成事業を利用した人は申請できません。新築または中古物件の購入のみが対象となります。久留米市転入ファミリー定住奨励補助金は1世帯につき1度だけ申請することができる制度です。3年以上久留米市に在住する意思があり、地域のコミュニティ活動に参加、協力する意思のある人が対象です。空き家活用リフォーム助成事業などに申請している場合は利用できないため注意が必要となります。住宅購入の支援金は10万円です。
また、転居時に中学生以下の子どもと同居している世帯や東京や大阪などの三大都市圏から転入してきた世帯などは支援金10万円に加え、加算金を受け取ることができます。久留米市転入ファミリー定住奨励補助金を申請した人には通勤定期利用補助金を利用することも可能です。JRや西鉄電車を利用して通勤する人は安く移動することができるので利用してみてはいかがでしょうか。
家を建てるなら住みやすい場所がいい
注文住宅を建て長く住むつもりなら、住みやすさを考えて家を建てる場所を決めるのが重要です。特に小さな子どものいる家庭は子どもの安全を第一に考える必要があるでしょう。久留米市は医療は日本国内でも高い水準を誇り、市からの手厚い医療支援を受けることができます。また、久留米市内は親子で遊べる場所も多く高速自動車道を利用すれば家族で県外に出かけるのも苦になりません。ユニバーサルホームで久留米市の注文住宅を購入してみてはいかがでしょうか。