鳥取県鳥取市といえば、日本最大の砂丘である鳥取砂丘を有することで有名な地域です。しかし、観光地として人気があるだけでなく、子育て環境が充実しており、住みやすい街としても注目を集めています。そこで、理想の家を建てて子育てをしていきたいと考えている20代～30代前半の夫婦のために、鳥取県鳥取市の特徴や環境、観光スポットなど、知っておきたい情報を紹介します。
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周辺より気温が低め？鳥取県鳥取市の基本情報
鳥取県の東部に位置する鳥取県鳥取市は、山陰地方で唯一の特例市です。古くから人が住んでいる地域で、江戸時代初期頃から城下町として発展してきました。1889年の市制施行以来、近隣町村との合併や編入を繰り返していた鳥取市ですが、2005年に山陰地方で初めての特例市に指定されています。総人口は18万8,677人、世帯数は7万9,925世帯と、鳥取県内でも特に人口の多い市です（平成30年7月31日時点）。
総面積は765.31平方キロメートルで、市域の北側は日本海に面しています。典型的な・日本海型気候で、年間平均気温は14.6℃と低めです。春から秋にかけては天候に恵まれやすいものの、冬は雨や雪の日が多く、市域全体が豪雪地帯となります。日本最大の砂丘地である鳥取砂丘や「因幡の白兔神話」で有名な白兔海岸をはじめ、豊かな自然を有する地域です。
さまざまな世代に人気！鳥取県鳥取市の特色
鳥取県鳥取市は、6年連続で日本の住みたい田舎ベストランキングトップ10に入っている市です。さらに、女性にとってストレスの少ない都道府県では1位に、子育て世代が住みたい田舎16位にランクインしています。鳥取大学医学部の研究結果によると、鳥取市へ移住することで体力年齢が1.8歳も若返ると報告されています。理由として、自然豊かでのびのびとした住環境や、地のものを活かした健康的な食生活により体内環境が改善し、同時にストレスから解放されることが挙げられます。
海と山に囲まれた鳥取市は、農業が盛んな土地です。野菜や果物はもちろん、海産物や肉も、地元でとれた新鮮な食材が手に入ります。さらに、UターンやIターンを希望する移住者へのサポートも手厚く、企業や就職をしっかりとバックアップしてくれるのも特徴です。
治安が良い鳥取県鳥取市！自然災害は要注意
鳥取県鳥取市の犯罪率は5.2％、犯罪件数は1,000件を切っており、治安は悪くないと言えます。ただし、地域によっては洪水や土砂災害、地震による津波などのおそれがあり、自然災害への備えは欠かせません。特に、鳥取市は日本海に面しているだけでなく、千代川や湖山池などの水源が豊富です。さらに、久松山や毛無山を有し、自然が豊かな一方で災害のリスクも高いと言えるでしょう。土地や物件を探す際にはハザードマップを見て、どのような災害のリスクがあるのかを調べておくと安心です。ハザードマップは鳥取市役所の公式ホームページからダウンロードできます。
ハザードマップのほか、避難所の位置や各種災害への対策、非常持出品のチェックリストなども掲載されているため、必ずチェックしておきましょう。
鉄道にバスに空港に！鳥取県鳥取市の交通網
鳥取県鳥取市の主な交通手段は、鉄道やバス、マイカーです。主要駅は鳥取駅で、JR因美線とJR山陰本線が通っています。さらに、市内にはコミュニティバス「くる梨」が走っているため、毎日の買い物や通勤・通学に便利です。さらに、鳥取空港を利用すれば、羽田にも1時間15分程度で着くため、県外にも比較的容易にアクセスできます。関西方面や四国・岡山方面へ出える場合は、鳥取インターチェンジから鳥取自動車道や山陰自動車道に乗ると便利です。国道9号や国道29号、国道53号などの一般国道も通っています。
ただし、冬は積雪が激しく、天候次第では通行規制が行われる可能性があります。冬場は出かける前に交通情報を確認しておきましょう。凍結や積雪に備えて、スタッドレスタイヤやチェーンも必要です。
医療機関が多く安心！鳥取県鳥取市の利便性
鳥取県鳥取市は医療機関が多く、手厚い医療サービスが期待できます。特に注目するべきは、高校生以下の医療補助制度です。鳥取市では平成28年度から、特別医療補助制度の対象が中学生以下から高校生以下まで拡大されました。特別医療補助制度が適用される場合、通院時の自己負担額は1日あたり530円、入院時の自己負担額は1日あたり1,200円です。さらに、1カ月以内に同じ医療機関を複数回受診した場合は、5回目以降の受診費が無料になります。また、鳥取市はコンビニエンスストアや飲食店も豊富で、特にJR山陰本線沿はスーパーマーケットが多く立ち並ぶ地域です。まとめ買いに便利な業務スーパーもあります。このような暮らしやすい環境も、鳥取市が住みたい田舎として注目されている理由です。
支援が手厚い鳥取県鳥取市の子育て環境
ファミリーでの移住を考えている人や、小さな子どもが多い家庭にとって気になるのが、鳥取市の子育て環境です。鳥取県鳥取市では、保育園や認定こども園は51カ所、国公立、私立幼稚園は10カ所、地域型保育事業6カ所、幼保連携型認定こども園が5カ所と、多くの保育所を有しています。小児開始の数も多く、子どもが急に病気になってしまったときも安心です。また、鳥取市内の教育施設は教員1人あたりの生徒数が少なく、きめ細かい教育が受けられます。
さらに、鳥取市内で3人以上の子どもを育てている保護者には「鳥取市子育て支援カード」が進呈されます。「鳥取市子育て支援カード」とは、協賛店舗でお得な割引や手厚い特典を受けられるカードです。たとえば、美容院でのカット代が割引されたり、飲食店でデザートの無料サービスが付いたりなど、さまざまなサービスを受けることができます。
鳥取県鳥取市の土地価格相場
鳥取県鳥取市で土地を購入したり、マイホームを建てたりするにあたって、土地価格相場は気になるポイントです。鳥取県鳥取市の公示地価は平均4万5,000円、坪単価は平均15万1,000円です。しかし、同じ鳥取市内でも、JR山陰本線の路線に近いエリアほど、地価が高くなっていく傾向が見られます。たとえば、最も高い栄町710番の坪単価は44万9,586円です。一方、最も安い河原町長瀬字樟山685番の坪単価は641円と、大きな開きがあります（金額はいずれも2018年時点）。
ただし、価格の安さを優先して土地を選んでしまうと、交通の便が悪かったり、スーパーマーケットやコンビニエンスストアが遠かったりする可能性があります。また、海や山に近い場所ほど、自然災害に巻き込まれるリスクが高いです。土地を探す際は、予算を重視するだけでなく、周辺の環境も考慮したうえで選びましょう。
一味違う大自然を楽しむ！鳥取県鳥取市の観光スポット
鳥取県鳥取市は、鳥取砂丘や海水浴場など、自然豊かな観光スポットを多く有しています。山陰海岸国立公園の西端に位置する鳥取砂丘では、ラクダに乗って観光したり、パラグライダーやサンドボードを楽しんだりなど、さまざまなアクティビティを楽しめます。日本海に面しているため、夏は岩場の少ない砂浜で海水浴を楽しめるのも特徴です。鳥取市内には鳥取砂丘海水浴場のほか、白砂が美しい白兎海水浴場や、透き通った海と夕日が印象的な賀露みなと海水浴場など、特徴的な海水浴場が数多く存在します。また、砂丘でキャンプを楽しめる「柳茶屋キャンプ場」も人気のスポットです。場内にはバーベキュー棟や炊事棟が完備されており、気軽に本格的なキャンプができます。
住みやすさは織り込み済みの鳥取県鳥取市
鳥取県鳥取市の住みやすさは、アンケートでも実証済みです。鳥取市の子育て環境や支援制度を活用すれば、納得のいくファミリー・ライフが送れます。鳥取市への移住や定住を考えているなら、家の外観や間取り、予算を自分の希望に合わせて選べる注文住宅を検討してみましょう。
