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瀬戸内海気候のおんせん県!大分県中津市の住みやすさとは?

大分県中津市は瀬戸内気候区にあり、天気や湿度が安定していて過ごしやすい土地です。福岡県との県境に位置し、小倉駅まで鉄道で30分~40分と交通の便も良いです。今回は、主にこれから理想の環境で子育てをしたいと考えている20代~30代前半の夫婦を対象に、中津市の土地柄や利便性など、その住みやすさについて解説します。

世帯数は増えている!大分県中津市の概要とは?

大分県中津市は県の西北端に位置し、福岡県との県境に面しています。面積は491.53平方キロメートルで、市内の約80%は山林の原野で占められています。年間の平均気温は15.6度で、最も低いのが2月(7.7度)、最も高いのが8月(32.3度)で気温の差が小さいのが特徴です。瀬戸内気候区にあることから北九州方面や関門海峡からの季節風の影響を受け、くもりの日が多いというのも特徴です。
国勢調査にもとづく中津市の人口は8万3,965人(2015年)で、1995年から約3,000人減少していますが、逆に世帯数は3万335世帯から3万5,785世帯へと増えています。人口のうち65歳以上が占める割合は28.4%で、これは全国平均の26.6%と比較してもほぼ違いはなく、他の地域と比べて高齢化が進んでいる町ではありません

合併を繰り返して今の大分県中津市になった

中津市は1871年の廃藩置県によって「中津県」として誕生しました。1888年には町制が施行されて「中津町」と改称され、その後に多くの村の合併が繰り返されて1929年に「中津市」となっています。そして2005年に下毛郡三光村、同郡本耶馬渓(ほんやばけい)町、同郡耶馬溪町、同郡山国町が合併した結果、中津地区、三光地区、本耶馬渓地区、耶馬溪地区、山国地区の5つから成り立つ今の中津市の姿になりました。もともと下毛郡として古くから歴史的・文化的なつながりのあった地域が合併したので、本来の姿に戻ったとも言えるでしょう。

大分県全域で犯罪率が減っている!

大分県は犯罪率(人口に占める刑法犯の発生率)の低さが全国で第4位(2017年)であり、治安の良い県と言えます。2002年の1万7,362件をピークに刑法犯の警察による認知件数は減り続け、2015年には3,958件と約78%も減少しました。刑法犯のうち約70%は窃盗犯であり、凶悪犯は3,958件のうちわずか23件であるため、他県と比べて安心して子育てができるでしょう。
大分県の刑法犯が大きく減少した理由のひとつに「自主防犯パトロール隊」の活躍が挙げられます。自主防犯パトロール隊とは市民がボランティアで結成した団体で、不審者がいないかどうか、不法投棄はないか、公園の管理状態に問題はないかといった点をパトロールによる目視でチェックしています。2017年では363の団体が活動しており、200人近い人数で構成されている団体もあります。

大分県中津市の主要路線と駅は?小倉までは34分

中津市の主要路線はJR日豊本線です。市内で停車する駅は今津駅、中津駅、東中津駅の3駅で、特急電車が停車するのは中津駅のみです。山陽新幹線の通る小倉駅までは、中津駅から「特急ソニック」で約34分、普通電車なら約60分で到着できます。中津駅から大分駅までは「特急ソニック」または「にちりんシーガイア」を利用することで、約50分で到着が可能です。
中津駅からは普通電車・特急電車ともに1時間につき1本~3本が安定して運行されています。上り(小倉)方面の最終電車は22時台で終わりますが、下り(大分)方面の最終電車は翌0時台です。ただ、日豊本線は市の北東部にあり、市の中心部を走る路線がない点に注意が必要です。

移住者の受け入れに積極的な大分県中津市

中津市では県外からの移住者を積極的に受け入れています。2016年には「なかつ移住相談室」が開設され、平日・休日を問わず9時~19時のあいだ、移住に関するさまざまな相談を受け付けています。2016年7月には移住者交流会も開催され、移住後の悩みや不安を解消する機会も設けられました。
中津市では空き家バンクが運営されており「なかつ移住の窓口」というwebサイトにて地域ごとの空き家情報を検索することができます。1件ずつ間取りや所在地、特徴などが詳細に掲載されているため、移住後の生活について具体的なイメージを描くことが可能です。また、所定の条件を満たすと空き家の改修費用の補助を受けられたり、不動産の仲介手数料の補助を受けたりすることができます。農地の取得要件が緩和されている地区もあるため、農業を考えている人は検討してみましょう。

大分県中津市の子育て環境とは?いろいろなサポートを利用しよう

中津市では子育てをサポートするさまざまな施策を行っています。子どもが医療機関を受診したときの医療費は、通院については小学校就学前まで、入院については中学3年生まで助成を受けることが可能です。また、大分県では「おおいた子育てほっとクーポン」を配布しています。第1子は1万円、第2子は2万円、第3子以降は3万円分のクーポンがもらえ、子育て支援サービスに使うことができます。
このほか、育児や子どもの教育に役立つ取り組みについても積極的です。たとえば「母親クラブ」は公民館などを拠点として子育て中の母親や児童の健全な育成に関心のある人が集まって、さまざまな活動が行われています。「赤ちゃん絵本事業」に参加すると絵本を市からプレゼントしてもらえますし「赤ちゃんおはなし会」では絵本の読み聞かせやわらべ歌あそびが行われています。「放課後中津子ども教室」では地域の大人がボランティアで、放課後の時間を活用して学習支援や体験活動を企画することで子育てをサポートしており、その活動は多彩です。

歴史の探訪!大分県中津市の観光スポット

中津市には観光スポットもたくさんあります。中津駅から2キロメートルほどの距離にある「中津城」は、1587年に豊臣秀吉の指示で豊前六郡の領主となった黒田孝高によって建てられた城で、最も高度といわれる安土桃山時代の技法で積まれた石垣が特徴です。中津城のすぐ近くには、国指定史跡となっている「福沢諭吉旧居」があり、諭吉の書や手紙などが保管されている「福澤記念館」は、大晦日を除いていつでも見学することができます。
また「耶馬溪ダム記念公園」にある「渓石園」は、ダムが完成した記念として造られたもので、約12万個の自然石が使われています。深耶馬溪の「一目八景(ひとめはっけい)」は紅葉の名所として有名です。「八景」は8つの岩を一目で見ることができることからつけられた名前で、日本新三景のひとつとされています。耶馬渓には、このほかに「羅漢寺」や「源泉かけ流しの西谷温泉」など見どころが多いです。

大分県中津市の土地価格相場は?

2018年における中津市の公示地価は平均3万1,566円/平方メートルで、坪単価では10万4,352円です。公示地価は1995年の23万6,400円から下がり続けています。地区別で一番高いのは中津駅周辺で4万3,020円/平方メートル、次いで高いのが東中津地区で1万7,250円/平方メートル、その次が今津地区で1万2,800円/平方メートルとなっています。最も高いのは中津駅から100メートルほどの豊田町8番地付近で8万4,400円/平方メートルです。最も安い地区が山国町吉野字下前田285番付近で2,950円/平方メートルとなっていますので、地域による差がかなり大きいと言えます。

子育てサポートも移住推進も力を入れている大分県中津市

中津市は気候も穏やかで自然が豊かな町です。高齢化が進んでいるわけでもなく、人口の大きな減少もありませんし、世帯数は増えています。移住者を積極的に受け入れる環境や子育てしやすい施策も整えられており、特に子育てを考えている人にとっては魅力のある町と言えます。新天地で新たな生活をスタートさせることを考えているなら、大分県中津市で注文住宅を検討してみてはいかがでしょうか。

大分県中津市で家を建てるなら、モデルハウス・住宅展示場見学へ!

 

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