理想の家を作るうえで、家を建てる街が住みやすいかどうかということは非常に重要です。長い間、もしくは生涯住むことになるため、自分に合った場所を選ぶには充分な下調べが必要になります。そこで今回は、住みやすいとされる街のなかから「栃木県足利市」の住みやすさについてご紹介します。栃木県足利市がどのような街であるか、足利市に住むメリット・デメリットなども併せてご紹介しますので、足利市に居住が決まっている方や住むか検討している方はぜひこちらの記事を参考にしてください。
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海はないけど自然は豊か!栃木県の特徴
栃木県は関東地方の北部にあり、海がない内陸県です。農業では平野部が米や麦の産地、高原部が酪農地、畜産地となっているほか、いちごやかんぴょう、お米や牛肉などが名産品として有名です。なかでも、かんぴょうは栃木県が99%を生産しており(残り1%は茨城県)、かんぴょうは栃木県を代表する作物とされています。平成28年度のデータでは農業産出額が全国9位、製造品の出荷額が全国13位になるほど日本有数の産業が盛んな県です。
観光業では、北西部にある日光や有名な温泉街である鬼怒川や那須、塩原で主に盛んにおこなわれています。それだけでなく世界遺産にも登録されている輪王寺や日光東照宮など観光スポットも多く存在しているため観光客も多く街が活気で溢れています。さらに、中禅寺湖や戦場ヶ原、那須岳や那須高原、そのほかにも湖や滝など自然の豊かさを利用したパラグライダー、カヌーなどのアクティビティも多く存在し、自然の観光資源を利用して楽しめるものが観光客に人気を得ています。
ご当地グルメでは、餃子の消費量日本一で、街なかには300店舗以上の餃子店がある「宇都宮餃子」が有名です。さらに、青竹で麺を打つという独特の製法で作られる「佐野ラーメン」も有名で、SA・PAや道の駅などでも販売されておりお土産としても人気があります。
実は、栃木県は新幹線を使用すると1時間弱で東京へ行くこともできるため、立地的にも住みやすいという魅力のある県です。
文化の街!栃木県足利市について
そんな栃木県のなかでも、足利市は “文化の街” として知られています。
その理由は、足利市は室町幕府をひらいた清和源氏義家流・足利氏発祥の地という点がひとつ。足利市内には重要文化財にも指定されている鑁阿寺(ばんなじ)や、フランシスコ・ザビエルが「坂東の大学」と呼んだ有名な足利学校があるなど、足利氏ゆかりの寺社がいくつも点在しています。
さらに、足利市を代表する観光地『あしかがフラワーパーク』にて、全国の夜景鑑賞士が選ぶ全国イルミネーションランキングのイルミネーション部門で2年連続全国1位を獲得するなど、映画やドラマのロケ地としても人気があるという点です。
『あしかがフラワーパーク』は2014年に、アメリカのニュースチャンネルである「CNN」が『あしかがフラワーパーク』を “世界の夢の旅行先” として選ぶほど、世界的にも注目されている観光地です。
昔織物の街として栄えた足利市には、寺社だけでなくいまだに蔵や趣のある建物が多く並んでおり、その古い歴史を感じさせるという点からも、足利市は “文化の街” として親しまれています。
栃木県足利市は住みやすい街?
栃木県足利市が住みやすいといわれているのは「交通が整備されている」「観光地が多い」「自然が豊か」という理由があります。まず、住みやすさのなかでも特に大切な交通の便については、電車はJR両毛線、東武鉄道が乗り入れており、各駅周辺の再開発事業が進んだことで大型の商業施設が多く立ち並んでいます。車では東北自動車道佐野IC、関東自動車道足利ICなど大きな道路も整備されているため、都心までの移動にも困らないでしょう。
さらに足利市には、足利学校や渡良瀬橋、あしかがフラワーパーク、織姫公園など観光名所が多いため観光客も多く街全体が賑やかです。
駅前の商業施設で買い物を済ませることができ、交通網も充実しているという点は住む人にとって重要なポイントですので足利市は住みやすい街であることがわかります。交通面や買い物の充実だけでなく、自然の多い足利市では源氏ホタルを増やすことに力を入れており、1988年にはその功績が環境省に認められ「ふるさといきものの里100選」にも選ばれ、毎年源氏ホタルを養殖し川へと放流しています。
さらに、足利市で開催されるイベントでは毎年足利夏まつりのクライマックスを飾る「足利花火大会」があります。1903年(明治36年)に開始された100年以上続く由緒ある大会で、伝統と歴史に加えて質、量ともに関東屈指の大会として知られ、毎年約50万人の観覧者が全国各地から多くの観光客に親しまれています。このように、足利市は観光地としても有名で都会でありながら、自然が絶妙に混ざり合った非常に住みやすさのある街です。
栃木県足利市に住むメリットが知りたい
栃木県足利市に住むメリットは、以下の2点です。」
・自然が多くありながら、周辺にコンビニなどがある
・自動車がなくても生活できる
1点目の「自然が多くありながら、周辺にコンビニなどがある」という点は、足利市は自然や古い建物が多く残されていて田舎のような雰囲気もありますが、観光地としても非常に栄えているため周辺にコンビニやスーパーなどが作られ買い物にも困りません。
さらに2点目の「自動車がなくても生活できる」は、道路が整備されているという点や近隣に買い物施設が充実しているため、自動車がなくても不自由することなく生活できるメリットがあります。
現在子育てをしている方にとって、徒歩や自転車圏内で買い物施設があることはかなり重要なポイントですので、足利市に住む大きなメリットであることがわかります。
都会に住んでいると自然を疎遠に感じてしまいがちですが、自然に囲まれていると時の流れも穏やかに感じられながら生活を送ることができ、子どもにも自然と触れ合える機会をたくさん与えられる毎日を期待できるでしょう。
足利市に住むデメリットもある?
反対に、栃木県足利市に住むデメリットは以下の2点です。
・都会の生活に慣れていると、車を持っていないと不便に感じる
・ご近所付き合いが煩わしいと感じる
1点目の「都会の生活に慣れていると、車がないと不便と感じる」ですが、現在都会に住んでいる方が車のある生活をしていたり、便利すぎる暮らしに慣れていると少し移動や買い物で不便に感じたりする可能性があります。しかし、足利市はそれほど極端に田舎という訳でもなく観光施設や買い物施設もしっかりとある街ですから、住み始めの最初の頃は不便と感じることがあっても、慣れてくると不便に感じることなく生活が送れるでしょう。
2点目の「ご近所付き合いが煩わしいと感じる」ですが、都会と比べると近隣の人たちとの距離が近く少し息苦しく感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、その分だけご近所同士の仲が良いということですので、困ったときには助け合うことができたり小さなお子さんがいるご家庭の場合は防犯的にも安心できたりというメリットがあります。
住みやすい街に住みやすい家を建てよう
栃木県足利市には自然が多くありながら、交通の便もよく買い物施設も充実しているため住みやすい地域と言えます。現在都会に住んでいる人でも、足利市に住むうえで不便に感じることは少ないでしょう。歴史を感じる建物も多く残されていたり「あしかがフラワーパーク」などの観光施設も多数存在していたりするため、街全体も賑わいがあります。
住みやすい街に住むことが決まれば、あとは住みやすい家を建てることですが、住宅を建てる際は、自分の希望をしっかり反映させることができる注文住宅を選ぶのがおすすめです。街だけでなく、より住みやすい生活を送るために、住宅に関する正しい知識を身に付けて、妥協せずに自分のこだわりの詰まった理想の住宅を作り上げましょう。