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三重県で家を建てたい!住みやすさで人気の街TOP3は?

家を建てるときは、建物の外観や内装など、さまざまなこだわりを持って計画を立てるはずです。ただ、大切なのは家そのものだけではありません。景観のよさや便利さなど、周辺の住環境も住みやすさつながります。三重県は紀伊半島の東側に位置し、東側は伊勢湾や熊野灘に面しており縦に細長い県です。一方、西側には山地が広がっています。今回は、そんな三重県内で人気の街について説明します。

 

三重県とはどんなところ?

三重県は近畿地方に位置する県です。また、紀伊半島の東側を占めるロケーションから、北部は東海地方の愛知県や岐阜県とも境を接しています。県内の市町村数は14市15町で、県庁所在地は津市です。県全体の人口は2018年5月時点で約180万人、面積は5,774.41平方キロメートルあります。

伊勢湾や熊野灘など海に面していることから、海沿いのエリアでは漁業が盛んです。ただ、同じ海岸沿いでも四日市市には石油化学コンビナートが立地し、国内でも屈指の工業地帯が広がっています。また、伊勢湾内や南部の熊野灘沿いの七里御浜は比較的海岸線がまっすぐなのに対し、志摩半島周辺では入り組んだリアス式海岸です。なお、志摩半島の英虞湾にある賢島では、2016年に伊勢志摩サミットが開催されました。県の西側に行くにしたがって、鈴鹿山脈や青山高原、大台ケ原に連なる紀伊山地など山地が広がる地形です。

 

三重県はここがすごい!有名な観光名所は?

三重県の中でも北部を占める北勢エリアには、滋賀県との県境に鈴鹿山脈が連なっています。冬場は晴れている日が多いものの、時折雪雲が流れ込む影響で積雪に見舞われることがある地域です。鈴鹿山脈の中央部分には御在所岳があり、春はツツジの花の名所として知られています。また、冬には氷瀑や樹氷が見られ、スキーを楽しむこともできます。御在所岳のふもとにある湯の山温泉は、2018年に開湯1300年を迎えた歴史ある温泉です。また、北勢エリアの桑名市には遊園地や温泉などが充実した長嶋スパーランドがあり、アウトレットモールも併設されています。ほかにも桑名市には、なばなの里、鈴鹿市には鈴鹿サーキットがあるなど、北勢エリアはレジャー施設が点在している地域です。

内陸の伊賀エリアは四方を山に囲まれた上野盆地の中にあります。降水量は県内でも少ないですが、冬場は霧の発生することが多い地域です。また、冬の寒さと夏の暑さの差が大きいことも特徴です。伊賀エリアは忍者の里として知られており、忍者屋敷や忍者修行のできる忍者の森など、忍者にまつわるスポットがあります。また、伊賀市は城下町として発展した町で、市内を一望できる場所にある伊賀上野城も有名な観光スポットです。名張市には日本の滝百選にも選出された赤目四十八滝があります。

県庁所在地を含む中南勢エリアから伊勢志摩エリアにかけては太平洋側気候で比較的温暖です。中南勢エリアでは海から離れると豊かな森林が広がり、津市の美杉町は森林セラピーの基地として2008年4月に認定されました。また、県内でも屈指の清流である宮川や奥伊勢では自然を満喫できるアクティビティなどを楽しむことができます。

志摩半島を中心とした伊勢志摩エリアには伊勢神宮があり、2013年には式年遷宮が行われたことで注目されました。志摩市を中心とした地域では海女さんが漁をしていることでも有名で、漁の見学ができたり一緒にもぐれたりできるツアーも組まれています。また、鳥羽市は真珠の養殖が盛んな土地です。そのため、鳥羽市内にあるミキモト真珠島を中心に真珠にまつわるさまざまな施設やショップがあります。さらに、飼育種類数が日本一という鳥羽水族館も観光スポットとして有名です。

県でも南部の東紀州エリアは降水量が多く、台風の被害を受けることもあります。ただ、温暖な気候で柑橘類の栽培も盛んです。熊野市には世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道(通称熊野古道)」にまつわるスポットが多くあります。ほかには、波の浸食などで形成された奇岩が多く見られるのも特徴的で、熊野市の鬼ヶ城や紀北町の島勝の海食洞門などがその一例です。

 

三重県の中心部!津市の住みやすさは?

津市は県庁所在地として行政や経済などの中心的役割を担っている市です。ただ、それだけではなく、地理的にも海岸沿いのほぼ中央に位置しています。人口は2018年5月1日時点で28万158人です。海岸沿いのエリアを南北に近鉄名古屋線が通り、名古屋までは乗り換えなしでアクセスできます。また、JRは紀勢本線も通っており、亀山市や南部の松阪、伊勢方面にアクセス可能です。内陸方面に向けてはJR名松線や近鉄大阪線が走っています。さらに、南北に伊勢自動車道や国道23号線など主要道路も通っており、自家用車での移動にも便利です。津なぎさまちからは高速船エアポートラインが運行されており、中部国際空港セントレアにも直接アクセスできる利便性があります。

津市の市街地は近鉄名古屋線や国道23号線が通る海沿いのエリアに形成されています。市街地を少し離れると田畑が広がり、内陸部には豊かな山地が広がっている環境です。海岸部では潮干狩りや水泳のできる浜辺がある一方、内陸部には榊原温泉や火の谷温泉などの温泉施設も点在しています。

津市では妊娠中から産後までの支援としてマタニティ倶楽部があり、さまざまな教室が開催されています。また、身近に頼れる人がいないママのための産後ケア事業も充実しているのが特徴です。市内には屋内の交流プラザと屋外の芝生広場を備えた「げいのうわんぱーく」という施設が2015年4月にオープンしました。屋内にはボルダリングやネットアスレチックを楽しめる施設や、読書スペースなどが完備しています。

 

三重県最大の人口を誇る四日市市の住みやすさは?

四日市市は三重県の中でも北勢エリアにある市で、人口は2018年末時点で31万2255人と、県庁所在地である津市を超える規模です。海岸に近いエリアに近鉄名古屋線やJR関西本線が通り、名古屋に直接アクセスできます。また、近鉄四日市駅からは近鉄湯の山線や四日市あすなろう線、近鉄富田駅から三岐鉄道が内陸部に伸びています。また、南北に通っている主要道路は国道1号線と23号線、東名阪自動車道です。四日市JCTからは伊勢湾岸自動車道も利用することができ、東名高速道路にもアクセスできます。

沿岸部には石油化学コンビナートをはじめとした工場が多く建ち並んでいることが特徴的です。工場の夜景を楽しむツアーが組まれるなど、観光スポットとしても有名になりました。また、四日市港には跳ね上げ橋や蹴上式の鉄道可動橋など、珍しい橋のある風景も見ることができます。市街地が広がっているのは主に海沿いから鉄道・道路が通るエリアです。内陸に目を向けると彦佐川沿いにはホタルが見られ、水沢地区ではもみじ谷があり、自然にも恵まれています。

子育てに関しては、育児学級や育児相談など、さまざまな支援があります。また、父親の子育てに対するサポートが手厚いのが特徴です。父親の子育てサークルが開催されたり、父親目線の相談業務である「よかパパ相談」が行われたりしています。

 

サーキットが有名!鈴鹿市の住みやすさは?

鈴鹿市は東に伊勢湾を臨み、北を四日市市、南を津市に挟まれた位置にある市です。伊勢湾岸沿いに通っている近鉄名古屋線や伊勢鉄道、国道23号線は北勢から中南勢を結んでいます。一方、少し内陸にはJR関西線や東名阪自動車道が通り、西側には鈴鹿山脈があるというロケーションです。平地部分では住宅地が広がっているほか、企業や工場なども多数立地しています。一方、市街地から少し外れると田畑や茶畑などもあり、農業も盛んな土地柄。人口は2018年5月末時点で20万432人です。

鈴鹿市にはF1や鈴鹿8時間耐久レースも開催される鈴鹿サーキットがあり、遊園地も併設されています。海岸沿いには鼓ヶ浦海水浴場や千代崎海水浴場がある一方、鈴鹿山脈には登山が楽しめる山々が連なっています。また、市内には四季折々の花が楽しめる鈴鹿フラワーパークや鈴鹿の森庭園など、家族連れで楽しめる観光スポットが充実です。

 

三重県でこれから人気の出そうな街は?

三重県の中でも桑名市は比較的愛知県に近い位置にあります。近鉄名古屋線やJR関西本線などが通っているほか、高速バスも運行されており、名古屋への通勤圏内です。桑名市には上げ馬神事が行われる多度大社や、かつて桑名城のあった場所が整備された九華公園があります。九華公園は桜や花菖蒲などの名所として知られ、市民にとって憩いの場です。桑名市では各保健所でプレママ・プレパパ体験ができるほか、さまざまな育児支援があります。また、市内の公共施設および民間施設には「赤ちゃんの駅」が設置されているという点もポイントです。赤ちゃんの駅では乳幼児を連れて外出したとき、授乳やおむつ替えをすることができます。

伊勢市は伊勢神宮のある町として古くからお伊勢参りの参拝者が訪れる市です。伊勢湾に面して広がる伊勢平野の南部に位置し、伊勢志摩国立公園の豊かな自然にも恵まれています。伊勢神宮のほかにも夫婦岩で有名な二見輿玉神社や、朝熊山麓公園など観光スポットが豊富です。鉄道路線はJR参宮線と近鉄山田線、鳥羽線が通り、県の北部からつながる国道23号線や伊勢自動車道も伊勢まで走っています。人口は2018年末時点で12万6953人です。伊勢市各地の子育て支援センターや保育園などでは交流の場を設け、子育て支援やサークル支援を行っています。また、児童館や放課後児童クラブも設置されているため、働くパパやママにも安心です。

松阪市は津市の南に位置し、JR紀勢本線が通っているほか松阪駅からは名松線が出ています。また、市内の近鉄伊勢中川駅は名古屋線と大阪線、山田線の分岐点です。2018年5月1日時点で人口16万4951人の市で、松阪牛の産地としても知られています。東は伊勢湾に面して平野が広がっている一方、西は山地が広がり伊勢茶の産地としても有名です。市街地にある松阪城跡は公園として整備され、桜や藤の名所として市民に親しまれてきました。海沿いには潮干狩りや海水浴が楽しめる松名瀬海岸があり、市内を流れる雲出川沿いには雲出川河川敷公園も整備されています。また、池や自然道を活かして整備された松阪農業公園ベルファームもあり、家族連れで楽しめる場所が豊富です。松阪市でもプレママ・プレパパ教室や新米ママ教室など、多彩な育児支援が行われています。また、鈴鹿市同様にファミリー・サポート・センター事業も展開し、一時的に子どもを預けることが可能です。

 

個性あふれる三重県で暮らそう!

三重県は北から南まで細長く、気候や街並みなどそれぞれ個性がありました。海もあれば山もあり、観光スポットや家族で楽しめる施設も充実しています。もちろん、県庁所在地として中心的存在である津市は、生活面でなにかと便利でしょう。モータースポーツの盛んな鈴鹿市も魅力的です。今回とりあげた市はJRや近鉄の路線のほか、主要な道路も通っています。

特に、北勢エリアにある桑名市や四日市市などは、名古屋方面に出向く機会が多い人にはアクセスがいいロケーションです。一方、古くからお伊勢参りに訪れる人が多かった伊勢市や、海と山両方の環境に恵まれた松阪市もそれぞれに住みやすさがあります。各家庭のライフスタイルに合う生活ができる街を、三重県で探してみてはいかがでしょうか?

三重県で家を建てるなら、モデルハウス・住宅展示場見学へ!

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