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温暖で穏やか!愛媛県の住宅エリアの住みやすさとは?

マイホームを建てる際は間取りや家の外観など悩むことがたくさんありますが、建てる場所についても悩む人が多いのではないでしょうか。駅が近い、学校が近いなどさまざまな条件を検討しながら、建てるエリアをどのように決めたら良いのかは大きな問題です。この記事では、愛媛県内でマイホームの購入を考えている子育て世代に向けて、県内の住みやすいエリアを紹介していきます。

穏やかな海が美しい愛媛県

愛媛県は四国四県のひとつです。農業が盛んであり、農産物では果物が多く、みかんや桃、キウイフルーツなどを生産しています。特に愛媛のみかんは全国的に有名で、ポンジュースは圧倒的な人気です。「愛媛県では蛇口からポンジュースが出る」という都市伝説をもとに、本当にポンジュースの出る蛇口を作り、日時を限定して松山空港で無料提供しています。愛媛県でしか体験することができないポンジュースの蛇口は観光客にもたいへん人気があるようです。
また、愛媛県はみかんだけが有名なわけではありません。小さな県でありながら、林業や漁業、製造業などが栄えていて、経済や産業が盛んです。愛媛県の県庁所在地である松山市は、観光地として有名な道後温泉、教育機関、ショッピングタウンなど生活するには不自由のない環境がそろっていて、特に住みやすい地域となっています。

コンパクトな街が特徴の松山市

松山市の面積は429.4平方キロメートルとなっていて、県庁所在地としては小さな街です。そのことからも「コンパクトシティ」と呼ばれていますが、これは決して短所ではありません。コンパクトな街のなかに商店街や商業施設、百貨店が充実していて、移動がしやすい環境となっています。繁華街が離れていると移動に時間がかかったり、車が必要だったりしますが、松山市は公共の交通機関や自転車、徒歩などの移動手段を使って近場で用事を済ませることが可能です。移動の負担がないというのは大きなメリットといえます。さらに、松山空港までの距離も近く、LCCを利用することができることから、関東方面や関西方面へも気軽にアクセスすることが可能です。飛行機を利用すれば移動時間が短縮されるので、旅行や出張などのときも便利です。
また、松山市は市民の9割が幸せを実感しているとの調査結果が出ていて、主婦が幸せに暮らせる街ランキングでも5位となっています。松山市の物価は安く、支出を抑えやすいというメリットがあるため、マイホームの購入も現実的に考えることができます。さらに、親切で優しい人が多いという土地柄から、近所の人たちとの付き合いも良好に築くことができるので、とても暮らしやすい環境といえるでしょう。

松山市は子育て制度も充実!

子育て世代において、松山市の魅力は家計に優しい、人が親切というだけではありません。生活していくうえで必要な環境がしっかりと整備されています。子どもはいつどんなときに病気やケガをするのか予想がつかないので、できるだけ充実した医療制度の中で安心して暮らしたいものです。松山市には小児急患医療体制が整備されていて、子どもの医療費負担制度もしっかりと整っています。大きなケガや病気をしなければそれに越したことはありませんが、病院にかかるとお金がかかってしまうのが普通です。松山市では就学前までは入院・通院にかかる医療費を、小学生から中学生までは入院にかかる医療費の自己負担分を助成してくれる制度があります。
さらに、子育て世代には保育所や幼稚園の数も気になるものです。松山市で就学前までに子どもが利用できる施設は、2017年3月現在、保育所56、幼稚園38、認定こども園26、小規模保育施設等18施設と大変多いのが特徴です。児童の数や教育プログラム、自分のライフスタイルに合わせて通う施設を決めることができるのも大きな魅力ではないでしょうか。海や山などの自然に囲まれた街だからこそ、のびのびとした子育てが実現できます。

過ごしやすく食も安全!生活しやすい松山市

松山市は農業が盛んで、海も近いので美味しい果物や魚介類を食べることができます。地元の新鮮な食材が食べられるため、地産地消を実現し、食べ物の美味しさや大切さを伝える「食育」にはもってこいの環境といえるでしょう。松山市へ転入した人たちが驚くのは生活に必要な場所へアクセスしやすい環境にあることです。スーパーなど日用品や食材を購入するお店へもすぐに行くことができます。また、JAえひめ中央が運営する太陽市、道の駅の産直市のような直売所で新鮮な食材が購入できるほか、スーパーの食品売り場でも地元の新鮮野菜や果物を気軽に購入することが可能です。「地域で採れた食材が入手しやすい」ランキングでも全国1位となっていて、その結果からも松山市が豊かな食に恵まれた地域だということがわかります。
さらに、松山市は瀬戸内海式気候で温暖な地域です。台風の被害もなく自然災害が少ないというのも暮らしやすい理由のひとつとして挙げられます。子どもの成長や、健やかな毎日を過ごすためにも気候条件はとても大切です。自然災害が少ないというのは、安心して生活をするための必須条件ではないでしょうか。また、松山市の人口は約51万2000人と人口が多い都市でありながら、ゴミの排出量が少ない街でもあります。市民全体でモラルを守り、エコを意識した生活を実践している様子がうかがえます。災害も少なくクリーンな松山市は、子育て世代にも安心して暮らせる街といえるでしょう。

道路が広くて安全な東温市

東温市は松山市に隣接している街でベッドタウンとして発展しています。愛媛県内の住みよさランキングでも1位となっていて、今後ますます盛り上がりが期待できるでしょう。松山市はショッピングセンターや繁華街が整備されていることが魅力ですが、東温市は静かな環境も整っているので住宅地としてみると大変過ごしやすい街です。松山市へのアクセスも良好なので、全く不便を感じません。東温市は特に子育て世代に特化している新しい街であり、安心して子育てができるような環境が整っています。
まず、市内には7つの公園があり、子どもと一緒に遊べるイベントや児童館などの施設が充実しています。さらに、市全体がまちづくりにガイドラインを設けていて、開放的な環境を心がけています。このことから道路の見晴らしが良く安全です。子どもの通学時には事故などの心配がありますが、街全体で事故を防止する安全な環境への取り組みを行っています。
また、東温市が積極的に取り組んでいるのが食育活動です。給食は子どもが中学校を卒業するまでほぼ毎日続くものであり、「おいしい」という条件は絶対に欠かせません。東温市の給食は県内ナンバーワンの食料自給率を誇り、生産者の協力を受けながら「おいしくて安全」な給食提供を心がけています。

大自然へ身を投じる松山市のベッドタウン 伊予郡

伊予郡は、愛媛県内にある行政区分です。松前町と砥部町の2自治体で構成されて、約5万人が暮らしています(2015年時点)。松前町の中心地は、商店街と東レの愛媛工場がある商工融合地域が広がっているのが特徴です。「エミフルMASAKI」などのショッピングモールも充実していて、活気があり子どもから高齢者まで幅広い世代が快適に暮らせる環境が整っています。とくに、安心して子どもを産み育てられる町を目指していることもあり、支援サポートが充実しています。妊娠から子育てまでトータルでサポートする取り組みや制度が魅力です。また、松前町では、行政政策の基本を教育にするという「教育の町」宣言を1964年に行ったことでも知られています。
伊予郡には、松前町海産物を珍味に加工する工場がたくさんあります。砥部町の郊外には、「えひめこどもの城」「とべ動物園」「総合運動公園」といったエンタメ施設が豊富です。そのため、休日の過ごし方も年齢や好みに合わせて選ぶことができるでしょう。100メートルのローラー滑り台がある「神の森公園」は、とくに子どもたちが喜ぶ人気スポットです。松前町は、伊予鉄道郡中線とJR四国予讃線の2路線が充実しています。一方で、砥部町は鉄道がない代わりに松山市方面のバスが充実しているので、マイカーがなくても快適に移動することが可能です。

広島へも繋がる四国の玄関口今治市

今治市は、愛媛県の北東部に位置しています。人口15万人ほどの湾岸都市で、江戸時代から今治城を拠点に発展してきた歴史ある城下町です(2015年10月時点)。今治城は、日本三大水城の一つで、日本100名城にも登録されています。今治城を囲む堀には海水が引き込まれているため、スズキやヒラメなどの海水魚が泳いでいるのが特徴です。今治港は重要港湾の一つで、今治に面していた瀬戸内海の一帯は、海の大名といわれた「村上水軍」が船舶で統治していたといわれています。
今治市は、広島へと続く瀬戸内しまなみ海道の起点でもあります。東洋のエーゲ海とも称賛される「多島美」は、一度は眺めておきたい絶景です。他にも、美しいバラが咲く「よしうみバラ公園」やのんびり疲れを癒せる「鈍川温泉郷」など、数多くの観光スポットがあります。また、使い心地も良くリピーターが多い「今治タオル」の生産量は日本一です(2014年時点)。農業も盛んで、地産地消の推進・食育の推進・有機農業の復興を柱とした「食と農の街づくり条例」も出されています。さらに、子どもを育てやすい地域づくりを目指しているので、さまざまなサービスを利用してみると良いでしょう。そのサービスの一つに「マイ保育園」というものがあります。子どもが3歳になるまでの間であれば、妊娠中や子育ての悩みを相談したり子どもの触れ合いの場として利用したりすることが可能です。今治市は、子育て中の人はもちろん将来安心して子育てをしたいと考えている人にも人気があります。

山岳と名水・名湯を楽しむ生活都市西条市

西条市は、愛媛県東部にある瀬戸内海に面した自然豊かなエリアです。2018年6月時点での人口は11万人あまりですが、隣接する今治市や新居浜市などと連携して四国を代表する一大経済圏を構築しています。瀬戸内海に面しているものの、内陸部は西日本最高峰の石鎚山がそびえる表情豊かな地域といえるでしょう。沿岸部は、「生きた化石」と呼ばれているカブトガニの繁殖地として知られています。しかし、絶滅の危機に瀕し、保護活動が行われるようになりました。
名水百選に選定されている西条市の名水「うちぬき」とは、市内にある地下水の自噴井を示します。約3000本以上あるとされ、鉄パイプを通じて地下水を取水できるようになっているのが特徴です。さらに、伊予の三湯の一つである「本谷温泉」は、宿泊はもちろん日帰り温泉も楽しむことができます。夏になると毎年開催される花火大会は、地元住民はもちろん観光客にも人気です。
西条市は、JR予讃線と石鎚登山ロープウェイが交通の柱となっています。また、高速バスは東京間が1日1便、大阪間と神戸三宮間が1日9便運航しています。他にも、高速道路やフェリーを用いたアクセスも可能です。オレンジフェリーを利用すれば、大阪南港まで7時間40分で向かうことができます。西条市では、販売元や消費者のニーズに合ったサービス提供ができるように総合6次産業都市を目指したプロジェクトをスタートしています。周辺エリアへのアクセスも良く、自治体のサポート力にも優れた西条市なら、安全かつ快適に生活することができるでしょう。

自然に都市に食文化!すべてが充実している愛媛県

愛媛県は温暖な気候条件と自然災害が少ないことから農業や漁業が盛んであり、日常的に身近な場所で収穫される新鮮な食材を食べることができます。新鮮な食べ物はおいしさを感じられますし、地産地消に基づいた取り組みは子どもの健康や生活環境を考えるうえで欠かせません。愛媛県の良さは恵まれた気候条件だけではなく、各エリアから主要施設へのアクセスのしやすさという点も挙げられます。移動時間が少ないということはそれだけ時間を有効に過ごせるということであり、時間の余裕は心の余裕にもつながります。
教育、医療、福祉など、どの年代にも必要とされる制度や施設がそろった松山市や東温市は、これからマイホームの購入を考えているのであればぜひ検討してほしい地域です。自然も都市も食文化も、すべてが充実している愛媛県の魅力を最大限に活かしましょう。

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