結婚して子どもができ家族が増えると、次に考えるのは住まいです。家族みんなで幸せに暮らせる憧れの家を建てようと、夢を大きくふくらませている人もいるでしょう。この記事では、自分たちが理想とする家で子育てをしたいと考えている20代~30代前半の夫婦を対象に、長崎県西彼杵郡長与町の住みやすさについて解説します。
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長崎県西彼杵郡長与町の人口や地勢などの概要
平成28年のデータを見てみると、長崎県西彼杵郡長与町の総人口は4万2,359人、 世帯数は1万6,983世帯で、男性2万224人、女性2万2,135人となっています。長崎県のなかでも一番人口が多い自治体であるのが特徴です。 町の面積は28.73平方キロメートルです。地勢としては、大村湾に面したエリアもあれば、琴ノ尾岳や丸田岳などがある丘陵・山岳エリアや内陸エリアもあります。海と山の景観豊かな場所だと言えるでしょう。
長崎県西彼杵郡長与町を含む長崎県は、東シナ海から流れる対馬海流のおかげで、温暖な気候に特徴があります。寒暖差が少ない海洋性気候でとても暮しやすく、高齢者から子どもまでが住みやすい環境があると言えるでしょう。
梅雨時期から夏は多湿になり、蒸し暑い日が続きます。もっとも、年間平均気温は30度を超えるものの、35以上の猛暑になることはほとんどないのも特徴です。一年を通してみると、蒸し暑い時期も多少はあるけれど、比較的過ごしやすいエリアということができます。
長崎市のベッドタウン!西彼杵郡長与町の特色とは?
長崎県西彼杵郡長与町の特色としては、長与町は長崎市から電車のアクセスがよい町であるため、長崎市のベッドタウンとなっています。一方、農業が盛んな地域でもあります。このエリアは、長年にわたって伝統的にみかん栽培が行われてきた場所で、みかん栽培の歴史はすでに220年以上です。栽培されたみかんは秋に収穫され、「味ロマン」などの名前で全国出荷されていて有名です。このほか、いちじく栽培や、第6次産業として注目を集めているオリーブ栽培なども平成18年のスタート以来盛んになっています。
町を流れる長与川が町のシンボル的な存在で、川に沿って住宅や田畑が続き、上流には長与ダムがあります。夏には花火大会も行われ、多くの見物客でにぎわいます。この長与川と地下水が町の水源となっており、おいしい水を飲めるのが特徴です。長与川は住民の憩いの場としても機能しており、一年を通して水遊びや水辺散策などが企画・運営されています。また、いつまでも美しい川を受け継いでいこうと、住民による清掃活動も積極的に行われています。
防犯対策がしっかりしている長崎県西彼杵郡長与町
長崎県西彼杵郡長与町は、安全に住める町としても定評があります。外灯を多く設置したり、青色回転灯パトロールを行ったりして、地域ぐるみで防犯対策しているのが特徴です。町を「子ども110番の車」が巡回しており、子どもを連れ去りや痴漢、暴力などの危険から守ります。また、青色回転灯をつけたパトロール車が随時巡回し、地域の安全を守り、町民の防犯意識を高めるよう努めています。長与町には山間地域もあり、土砂災害警戒区域に指定されている地域もあります。地域によっては土砂崩れに注意が必要だと言えるでしょう。
長崎駅からも近い長崎県西彼杵郡長与町
長崎県西彼杵郡長与町には、道ノ尾駅、高田駅、長与駅、本川内駅という4つの駅があります。長崎駅からは、この順に停車します。主要路線はJRの長崎本線で、JR長崎駅から長与駅までは電車で約15分です。長崎駅から比較的近いエリアなので、電車のアクセスはよいと言えるでしょう。JR長崎駅から長与町役場まで車で向かう場合でも30分ほどです。
地元の農産物や海産物がいつでも買える!
長崎県西彼杵郡長与町には、スーパーが点在しているので日々のショッピングには不便さを感じずに済むでしょう。スーパーは主に長与川沿いに多く点在していて、買物しやすいです。スーパーだけでなく直売所もあり、地元の農産物や海産物が購入できるのも便利です。大村湾では、タコやイカ、ナマコやシャコなどが多く採れます。また、栽培漁業や養殖漁業にも力を入れており、ナマコは特に水揚げ量が多くなっています。また、12月から3月にかけては長与港にカキ小屋が設置され、カキを食べることが可能です。このように、新鮮な海の幸をたくさん味わえるのも長与町の特徴のひとつです。
子育て支援サービスが充実!高校卒業まで安心
長崎県西彼杵郡長与町の子育て環境は、恵まれていると言えるでしょう。町内に保育園、認定こども園は10カ所、幼稚園は2カ所あり、待機がないように町を挙げて取り組んでいます。生後2カ月から利用できる子育て支援センターでは、親同士の交流だけでなく、育児の悩みをスタッフに相談したり、保健師や臨床心理士などの専門家に相談したりすることもできます。また、児童館も5カ所あり、いつでも利用可能です。児童館を利用できるのは、0~18歳までで高校生でも利用することができます。生まれたときから大人になるまで、気軽に相談したり通ったりできる場所がたくさんあるので、子育て世帯には心強いことでしょう。
町内には、中尾城公園など子どもが思いっきり身体を動かして遊べる環境もそろっています。長与町は地域との結びつきも強いエリアなので、困ったことがあれば、地域の人に助けてもらうことも期待できます。海と山に恵まれた自然環境豊かな場所で、地域とつながりながら、安心して子育てできる環境があると言えます。
イベントも豊富!長崎県西彼杵郡長与町の良さを味わって
長崎県西彼杵郡長与町では、年間を通してさまざまなイベントが開催されています。まず、「舟津ペーロン大会」があります。これは、長与川の河口で行われる祭りで、毎年5月下旬に開催されている祭りです。ペーロンというのは中国伝来の競漕で、ドラゴンボートという名でも呼ばれている独特な形をした船に乗って、スピードを競うものです。長与町では上・下・向の三地区に分かれて競われ、夏の風物詩となっています。また、初節句を迎える子どもを船に乗せて行う「お披露目出走」も目玉のひとつです。
「ぎおんさん」は、祗園祭のことをいいます。1627年に法妙寺が創建されて以来、夏のはやり病を防ぐことを祈願して毎年7月中旬に行われているお祭りです。町内にある7地区が交代で神輿行列を先導し、法妙寺から祗園堂まで歩きます。神輿の下をくぐると無病息災のご利益があるとされています。お祭りでは、伝統衣装を身につけた小学生が「なぎなた踊り」という魔除けの踊りを披露するなど、見どころ満載のお祭りです。
「長与川まつり」は、長与港の河口・長与港で毎年行われている花火大会です。約2,000発の見事な花火が夏の夜空を華やかに彩ります。打ち上げ時間は約30分ですが、次々に素晴らしい花火が打ち上げられ、なかでも100連花火は必見です。花火のほかにも、バンド演奏、YOSAKOI踊り、盆踊りといった催物も多く、毎年大変な人で賑わいます。
長崎県西彼杵郡長与町の土地価格相場は?
長崎県西彼杵郡長与町の土地価格相場は、2018年の公示価格によると1平方メートルあたり6万260円で、坪単価としては平均19万9,206円となります。変動率も1%以下ですが、わずかながらアップしていることがわかります。JR長崎本線沿線の坪単価は平均22万5,647円なので、長崎県西彼杵郡長与町の坪単価は沿線の町よりも安いと言えます。
長崎県西彼杵郡長与町に住んでみよう!
子育て環境の整備に力を入れており、町民同士のつながりも密接で、住民にやさしいという特徴があるのが長崎県西彼杵郡長与町です。大自然の恵みが豊かな長与町なら、きっと家族の理想の生活ができるはずです。買物など日常生活で必要になる施設も多く、住みやすさを感じることでしょう。これから家族で住む場所を探しているなら、長崎県西彼杵郡長与町に注文住宅を建ててはいかがでしょうか。