中国地方の最西端に位置する山口県。気候が穏やかで、海や山など豊かな自然に恵まれていることが魅力です。のびのびとした子育てができるエリアでもあるため、注文住宅を購入する人も多く見られます。しかし、県内には13の市と6つの町があるため、どのエリアに住宅を購入したらいいのか悩んでしまう人もいるでしょう。そこで、山口県で注文住宅の購入を考えている若い子育て世帯のために、住みやすいエリアを5つ紹介します。
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マイホーム率が高い山口県
山口県は中国地方に属する県のひとつで、関門海峡を挟んで九州の福岡県と、瀬戸内海を挟んで四国の愛媛県と隣り合っています。戦国時代は毛利氏によって治められていた歴史があることや、幕末に多くの維新志士を輩出したことでも有名です。2018年4月1日の時点で、およそ137万もの人が暮らしています。
山口県の特徴として、持ち家比率が67.3%もあることがあげられます。他の都市の比率と比べてみると東京が45.7%、大阪が54.2%ですから、多くの人がマイホームで暮らしていることがわかるでしょう。さらに、山口県の1住宅あたりの延べ面積は、他の都市と比べるとかなり広めです。東京が64.5平方メートル、大阪が76.2平方メートルであるのに対して、山口県は104.6平方メートルとなっています。そのため、子どもと遊べる広い庭を設けたい、夫婦それぞれの駐車スペースが欲しいなど、理想の家を建てやすい環境といえます。
また、広い公園もたくさんあるため、子どもがのびのび遊べます。ボール遊びやピクニックができる公園はもちろん、自然を活かしたアスレチックがあったり、海が見渡せる観覧車があったりと、親子で楽しめる公園も数多く見られます。
移住定住者大歓迎の下関市
下関市は、山口県の中で最も多くの人が暮らすエリアです。県の最西端に位置しており、海を挟んで福岡県の北九州市と隣接しています。買い物がしやすい環境で、市内には百貨店や大型のショッピングセンターがあります。近隣の都市へのアクセスも良く、新下関駅から新幹線を利用して福岡県の小倉駅まではおよそ10分、博多駅まではおよそ28分で行けます。小倉駅や博多駅には多くの商業施設やアミューズメント施設があるため、ショッピングやレジャーなどの楽しみが増えるでしょう。
さらに、下関市は美味しいふぐが食べられる街としても知られています。「唐戸市場」など美味しい魚介類を購入したり味わったりできる場所もたくさんあるため、食生活を豊かに楽しみたい人にもおすすめのエリアです。
また、市内の一部地域に限られますが、定住の意思を持って家を建てるなどした場合、「定住奨励金」が支給されます。同様に一部の地域では、第3子以降の出産や養育に対して「出産祝い金」がもらえます。定住奨励金は1世帯あたり10万円、出産祝い金は子ども1人あたり20万円です。支給にあたっては、6カ月以上の定住や養育が必要など、条件を満たす必要があります。
歴史情緒溢れる山口市
山口県の県庁所在地である山口市。県のほぼ中央あたりに位置しており、市の北側は島根県と、南側は瀬戸内海と接する南北に長く伸びたエリアです。山口市の特徴は、市内がいくつかのエリアに分けられていることです。市の最も北側に位置している「阿東地区」は、果物狩りなどが楽しめるエリアとなっています。阿東地区の南側に位置するのは「徳地(とくぢ)地区」で、日本初の森林セラピー基地があるなど自然豊かなエリアです。徳地地区の南側にあるのは「山口・湯田温泉・小郡(おごおり)地区」で、県庁や山陽新幹線が停車する山口駅があるなど市内で最も活気のあるエリアです。市の最も南側にある「阿知須(あじす)・秋穂(あいお)地区」では、瀬戸内海に面しているため新鮮な魚介類が味わえます。家族で楽しめる阿知須温泉があることでも知られています。
室町時代に栄えた街並みが見られることも、山口市の魅力でしょう。室町時代にこの地を治めていた「大内氏」が京都を真似た街並みをつくり上げたことから、山口市は「西の京」とも呼ばれています。有名なスポットは、国宝にも指定されている「瑠璃光寺(るりこうじ)五重塔」や、室町時代に活躍した水墨画家「雪舟」のアトリエがあったとされる「雲谷庵(うんこくあん)跡」などです。
定住やUJIターンに関するサポート制度も豊富です。主なものには、定住希望者に仕事や暮らしなどの情報を提供する「定住サポーター制度」や、UJIターン者が市内で新たに会社を設立した場合に機械器具の購入費などを50万円まで補助する「UJIターン創業支援補助金」などがあります。このようなサポートが受けられるため、山口市に定住する場合やUJIターンをする場合は心強いでしょう。
工業地帯と商業地帯を要する周南市
周南市は山口市の東側に位置する市で、海沿いに大きな石油コンビナートが広がっています。コンビナートの夜景が美しいことでも知られ、特に素晴らしい眺望が楽しめる「晴海親水公園」は日本夜景遺産にも登録されています。また、「瀬戸内海国立公園」が広がっていることも特徴です。瀬戸内海国立公園とは、近畿地方から九州地方にまたがる広大な公園のことで、多くの山や島などが指定区域となっています。周南市の大島半島にある「太華山(たいかざん)」も指定区域のひとつで、山頂にある展望台からは瀬戸内海の美しい風景が堪能できます。
周南市内は、徳山駅を中心ににぎわう「まちエリア」と、市の北部にある自然豊かな「里エリア」、瀬戸内海に浮かぶ大津島や黒髪島などからなる「島エリア」に分かれています。まちエリアは全地区に小学校があり、病院も多く見られます。スーパーやコンビニ、ショッピングモールなども点在しているため買い物に便利です。里エリアは、徳山駅から車で20~50分ほどの距離にあるため、まちエリアに通勤・通学する人も少なくありません。島エリアは、徳山駅の近くにある徳山港からフェリーを使って渡ることができます。気候が温暖で島内にはゆったりした雰囲気が漂うため、のんびりと生活できることが魅力となっています。
温暖な気候で安心の宇部市
山口市の西側に位置する宇部市。世界的に有名な野外彫刻のコンクールである「UBEビエンナーレ」が2年に一度開催されることや、街中にたくさんの彫刻が見られることから、彫刻の街としても知られています。気候がとても良好なため、一年を通じて過ごしやすいことが魅力です。市の北側は丘陵地、南側には瀬戸内海と、山にも海にも恵まれているため、のびのびと子育てができるでしょう。
宇部市には、山口県の空の玄関口である「山口宇部空港」や、重要港湾に指定されている「宇部港」があります。街中で山陽本線や山陽自動車道が利用できるなど、市内・市外への交通網が充実していることも特徴です。医療機関にも恵まれており、その充実度は全国でもトップクラスです。市内には大学病院や総合病院があちこちに見られるため、子どもも高齢者も安心して暮らせるでしょう。ほかにも、高校や大学など教育機関も多く、動物園や博物館などさまざまな施設が整った広大な「ときわ公園」も利用できることから、子育てをするのに最適な環境となっています。
文化の香り漂う岩国市
岩国市は、山口県の最東端にある市で広島県と隣接しています。江戸時代には、岩国藩の城下町として栄えていました。そのため、街中には当時の面影を残す建物などが多く見られます。代表的なスポットには、かつての武家屋敷が建ち並ぶ「大明小路」があります。また、大明小路のすぐ近くにある「錦帯橋」も人気のスポットです。特殊な構造によって造られている錦帯橋は、見た目も美しく、季節によってさまざまな景観が楽しめます。
城下町の名残がある岩国市では、剣道や茶道、華道などが盛んです。さらに野球やハンドボールといったスポーツの強豪校もあり、市内には野球場や体育館などスポーツを楽しめる施設がたくさん設けられています。そのため、いろいろなことにチャレンジできる環境で子育てをしたいという人にも、岩国市はぴったりのエリアでしょう。さらに、寒暖差が少なく気候が温暖であることも岩国市の魅力となっています。公共交通機関も充実しており、市内には山陽新幹線や山陽本線が利用できる駅があるほか、東京や沖縄へのフライトを運航している「岩国錦帯橋空港」もあります。
山口県の建築実例
建築実例1. 1階全面床暖房だから平屋が最高!
平屋の広々としたお家です。「地熱床システム」に「地熱床暖房(1階全面床暖房)」だから、冬は暖かく、夏は涼しい、快適なお住まいです。
詳細情報:山口県の建築実例「1階全面床暖房だから平屋が最高!」
建築実例2. 外壁総タイルのスタイリッシュなお家
外壁タイルの外観が、時間や角度で違う表情を見せてくれます。地熱床システム+一階全面床暖房の長期優良住宅です。
全体的に白と黒を基調にした素敵なお家が完成しました!
詳細情報:山口県の建築実例「外壁総タイルのスタイリッシュなお家」
建築実例3. 地中海を感じさせるスタイリッシュな邸宅
ホワイト、ブラック、シルバー、ブラウンの基本4色を使ったスタイリッシュな建物。
半地下室、中2階、ロフトが3層を成し、大きな吹き抜けをも構成するダイナミックな空間を実現しました。
詳細情報:山口県の建築実例「地中海を感じさせるスタイリッシュな邸宅」
風光明媚な山口県で暮らしてみて!
瀬戸内海や関門海峡など、多くの海に囲まれた山口県。自然に恵まれたエリアが多く、県内には美しい景色を楽しめるスポットがたくさんあります。新鮮な海の幸や山の幸も味わえるため、食生活を豊かにしたいファミリー世帯にもぴったりです。さらに、気候が良い地域が多いことも魅力です。公園やスポーツ施設などへ家族で出かける機会も増えることでしょう。
医療機関が充実している、他の都市へアクセスしやすい、スポーツが盛んなど、エリアによって特色もさまざまです。定住に関する制度も豊富なため、ぜひ自分に合った場所を探して、新たな生活の拠点としてみてはいかがでしょうか。