理想の家で子育てをしたいと考えている世帯にとって、のどかで暮らしやすい田舎は非常に魅力的です。特に、自然が豊かで気候も穏やかな島根県大田市は、20代~30代の若い世代にとって魅力があります。地価が安く、新しい家を建てやすいのも大きな特徴です。そこで、移住を検討している人のために、島根県太田市の特色や環境、観光スポットなど、知っておきたい情報を紹介します。
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のどかな島根県大田市の人口や地勢は?
出雲地方と石見地方の中間部に位置する島根県太田市は、世界遺産にも登録された石見銀山遺跡を有する地域です。総人口は約3万5,000人、世帯数は約1万5,000世帯にのぼります。総面積は435.71立法キロメートル、市の北部は日本海に面しています。比較的温暖な気候でありがら、山間地域と平野部で温度差が大きいのが特徴です。また、白山火山帯に属することから、数多くの温泉を有しています。湯治場として1300年もの歴史を誇る温泉津温泉は、日本で唯一の世界遺産に登録されている温泉街です。さらに、山や海などの自然景観が美しく、釣りやマリンスポーツが盛んに行われています。市の南東部に位置する国立公園三瓶山は、登山やキャンプ、スキーのほか、釣りや温泉まで楽しめる、総合的なレジャースポットとして人気です。
自然豊かで住みやすい!島根県大田市の特色
島根県大田市の大きな特色は、46kmにも及ぶ海岸線です。日本海に面した海岸線には中国山地が迫っているため、山林が多く平野が少なくなっています。風光明媚な景観と恵まれた地勢を活かし、漁業と観光業が盛んです。月刊誌の調査により住みやすさナンバーワンに選ばれたこともある島根県大田市は、Uターン者やIターン者の受け入れにも熱心です。2012年には190人、2013年には205人のU・Iターン者を受け入れています。しかも、そのうちの8割は40代以下です。30代の移住者も多く、若い世代から特に注目を集めています。
治安は良好!天災による土砂崩れに要注意
島根県大田市では、不審者による声掛けや付きまといが数件起きているものの重犯罪はなく、治安は良いと言えるでしょう。ただし、日本海や中国山地に面することから、自然災害のリスクが全く無いとは言い切れません。地域によっては土砂崩れの可能性があるので、土地や物件を選ぶときには周囲の環境に注意しましょう。また、市の西部に位置する三瓶山は活火山です。有史以降は記録に残る活動はなく、噴火が懸念されるという情報もありませんが、日頃から災害に備えて防災に対する意識を持っておくことが大切です。土砂災害警戒区域や防災ハザードマップは、太田市の公式ホームページから確認できます。移住を検討する際は、特に危険な箇所や避難場所を把握しておきましょう。
冬は車の運転が大変?島根県大田市の交通網
島根県大田市は松江・出雲市方面にも、浜田・益田市方面にも、比較的アクセスの良い地域です。主要路線はJR山陰本線で、主要駅である大田市駅から出雲市駅までは40分ほどで到着します。石見交通路線バスと大田市生活バスも、大田市における主要な交通手段のひとつです。上手にバスを活用すれば、石見銀山や温泉街など、市内の主要な観光地を巡ることができます。
毎日の買い物や通勤には、マイカーがあると便利です。市内には県道46号線や国道261号が通っているため、関西方面や九州方面にも比較的容易にアクセスができます。ただし、冬場の山間部は路面の凍結や積雪のおそれがあります。車を運転する場合は、あらかじめ道路状況を調べておくと安全です。雪が降り始める前に、タイヤチェーンやスタッドレスタイヤも忘れずに用意しておきましょう。
子育て世帯は安心して!子育て環境も抜群
島根県大田市は移住者の受け入れだけでなく、子育て世帯の応援にも力を入れています。共働きの世帯にとって特に気になるのが、保育所や保育施設です。特にIターンの場合、家族や親戚が遠方に住んでいることも多く、気軽に子どもを預けられる場所は限られてしまうでしょう。大田市の認可保育所は公立・私立合わせて19カ所、地域型保育所は6カ所、認可外保育施設は1カ所です。さらに、地域子育て支援センターも3カ所ほど存在します。子育て支援センターとは、子育てに関する援助や相談を目的とした施設です。施設内では親子で遊ぶこともできれば、子育てについて保育士へ相談もできます。
さらに、シニア世代による保育ボランティアや、ファミリー・サポート・センターなどの子育て支援が充実しているのも大きな特徴です。
島根県大田市はパパ・ママの仕事支援もバッチリ
島根県大田市は子育て支援だけでなく、自分らしい働き方ややりがいを追い求める人へのサポートも充実しています。主な支援内容は、ふるさと事業や就農、介護福祉、保育士のための実習制度や支援制度などです。市内企業とのマッチングなど、仕事に関するサポートを行政が行っています。特に島根県大田市には、恵まれた自然のなかで生活したいという人や、これまで培ってきた経験を生かして独立を目指している人から人気の高い地域です。林業や漁業など、地の利を生かした昔ながらの産業に従事する人もいれば、都市部から太田市へオフィスを移した企業に就職する人もいます。雑貨店や飲食店、ゲストハウスなど、自分なりのアイデアを活かして新しいお店を立ち上げることも可能です。豊富な選択肢のなかから自分に合った働き方を選ぶことができます。
観光スポットは家族みんなで楽しみたい!
島根県大田市は遺跡や温泉、美術館、博物館などの観光スポットが豊富です。2007年に世界遺産に登録された「石見銀山遺跡」は、銀鉱山跡と鉱山町、港など14の地区から構成されています。石見銀山公園から龍源寺間歩に至る遊歩道は、徒歩で片道40分~45分のほどよい距離で、散策コースとして人気です。古い街並みが残る鉱山町には、武家屋敷や商家の屋敷のほか、古民家を改築したカフェや雑貨店、アクセサリーショップなどが軒を連ねています。
温泉も太田市の名物のひとつです。老舗の温泉宿が立ち並ぶ「温泉津温泉」は、著名な戦国大名や文人墨客にも愛されてきました。西日本でも有数の湧出量を誇る「三瓶温泉」では、森林浴と温泉を同時に満喫できます。三瓶山でのキャンプや登山を楽しんだあとに、日帰り入浴をするのも良いでしょう。さらに、三瓶山の周辺には、世界一大きな砂時計を有する仁摩サンドミュージアムがあります。仁摩サンドミュージアムのミュージアムショップで販売されている砂時計は、ドラマの小道具とした使われたこともあり、人気のあるお土産物です。館内ではボヘミアガラスや砂のオブジェが展示されているほか、自分だけのコップやアクセサリーを作れるガラス工芸体験もできます。
島根県大田市の土地価格相場は?
島根県大田市への移住を検討している人にとって、気になるのが土地の価格相場です。大田市の坪単価は平均6万9,256円と、全国的に見ても低めの傾向にあります。ただし、JR山陰本線の線路に近い土地ほど地価が上がるため、交通の便が良い場所は相場よりも高くなることを覚悟しましょう。大田市内で最も高い大田市大田町大田字大沢輪ノ内の坪単価は13万9,504円です。逆に、坪単価が安い土地は駅やバス停が遠かったり、整備されていない道が多かったりして、通勤や通学が難しくなる可能性があります。利便性と予算を考慮したうえで、住みやすい土地を選びましょう。
島根県大田市で理想の注文住宅を
島根県大田市では、UターンやIターンを希望する人のための、お試し体験施設もあります。遠方に住んでいる人でも、気になることがあれば電話や公式ホームページから気軽に問い合わせが可能です。子育て支援や移住・定住支援が充実している島根県太田市で、すてきな注文住宅を建てましょう。