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特産品のタオルが有名!愛媛県今治市の住やすさとは

愛媛県今治市は、愛媛県の北東部に位置する市です。瀬戸内海に面しており、古くから海上交通の要所として栄えていました。市域は高縄半島の北東部と、芸予諸島の一部からなっています。産業面では、みかんなど柑橘類の生産が盛んな農業のほか、漁業や造船業でも知られた地域です。また、全国的にはタオルの生産も盛んな地域として注目を集めています。そんな今治市の住みやすさについて、ここから紹介をしていきます。

温暖な気候と美味しいみかんが有名!愛媛県ってどんな土地?

愛媛県は、四国地方の北東部から北中部にあります。北は瀬戸内海と面し、南部には四国山地と、西日本最高峰である石鎚山があります。東西の長さは155.99キロ、南北が157.16キロで、県の面積は5,676.23平方キロです。人口は138万5,262人程度で、県庁所在地は松山市です。江戸時代には「伊予八藩」と呼ばれて、計八つの藩が競うように栄えました。その影響もあってか、今日でも県内の東部・西部・中央部に分かれて独自の文化や方言を持ち、変化に富んだ地域といえます。
気候は温暖であり、その気候を活かして、みかん・いよかんなど柑橘類の栽培が各地で盛んにおこなわれています。栗やキウイフルーツなどの産地としても有名です。また、宇和島地方では、真珠やハマチの養殖が盛んです。タイの養殖でも、その生産量は日本有数を誇ります。
愛媛県の主な観光地としては、全国有数の温泉地である道後温泉や、四国最大の平山城として知られる松山城などがあります。なかでも道後温泉は、3000年の歴史を持つと言われているほどの古い温泉です。また、この道後温泉は、夏目漱石の小説「坊っちゃん」の舞台としても知られています。そのほか、県内には2つの国立公園「瀬戸内海国立公園」「足摺宇和海国立公園」と石鎚国定公園に加えて、7カ所の県立自然公園があります。

住みたい街として注目を集める!今治市とは

今治市は、愛媛県の中でも「住みたい街」として知られています。「スーパーや服屋などのお店が多くて、生活に便利」という理由は、県庁所在地である松山市と同じです。それを見ても、今治市の便利さが伺えます。また、広島県尾道市と結ぶ「しまなみ海道」の終着地であるという点も理由に挙げられています。しまなみ海道を経由することで本州(広島県)に行くことができる、その地理的な気軽さが要因といえるでしょう。実際に「(海道の影響で)よさそうなイメージがある」「県外へ旅行するときにも便利」という評価があります。
そして、今治といえば、特産品としてタオルの存在が全国的に有名です。その生産量は日本一で、国内の総生産量のうち5割を占めています。「今治タオル」としてのブランドの確立を目指しており、「タオルマイスター制度」や「タオルソムリエ資格試験」の実施など、積極的に活動をおこなっています。そのほかの産業面では、造船業も盛んです。市内には、14の造船所が存在しています。
観光面では、日本100名城及び日本三大水城である今治城・大山祇神社・村上水軍とその遺跡など、名所旧跡が多く存在します。四国八十八か所巡りの札所でも、54番~59番の6カ所が今治市内にあります。また、しまなみ海道は自転車道としても知られており、毎年多くのサイクリング愛好家が訪れる場所です。そして、今治市のゆるキャラである「バリィさん」は、「ゆるキャラグランプリ2012」の王者で、観光大使や、地元サッカーチーム「FC今治」のスペシャルサポーターも務めています。

今治市の福祉や教育制度についてご紹介

今治市は、福祉制度も充実しています。子どもや乳幼児に対する医療保障も確立されており、小学校就学前まで(ただし、調剤も含んだ歯科については中学校卒業まで)自己負担がありません。さらに、所得制限も設けられていないので、該当するすべての市民がその医療保障を利用することができるのです。また、保育園や幼稚園の数は45校程度、小学校は26校程度、中学校は16校程度あり、教育機関の多さも特徴に挙げられます。義務教育以外でも、高校は県立高校が5校(分校1校)程度、私立高校が3校(分校1校)程度あり、定時制や通信制の高校も各2校程度あります。高校進学の際に地元での選択肢が増えることにより、遠方へ通学の必要性が減る点は、地域のメリットのひとつと言えるでしょう。
また「子育て応援ヘルパー派遣事業」や「子育てファミリー応援ショップ事業」など、子育て支援にも独自の事業をおこなっています。子どもを育てている世代にとっても、安心して暮らすことのできる地域と言えるでしょう。

今治市の住みやすいポイントとは

今治市は、その治安の良さでも知られています。地域活性化を目指したイベントも多くあり、市民どうしのつながりも感じられる点も、その要因のひとつでしょう。もうひとつの要因として、道路の整備も良くおこなわれている点が挙げられます。夜間にウォーキングなどをする際も、歩道が明るくて安心できる場所が多くあります。閑静な住宅街だけでなく、都市部を加えても、事件や事故のニュースが比較的少ない地域です。
また、その食べ物の新鮮さ・美味しさも今治市の魅力のひとつとして挙げられます。全国有数の漁獲量を誇るマダイをはじめ、水揚げされて間もない海の幸はどれも新鮮です。みかんやれんこん・米などの農産物も、気候を活かした栽培で、美味しいものばかりです。そして、今治の食文化は独自のものとして知られています。今治焼鳥や鯛の浜焼きなどが親しまれており、特に鶏肉料理が盛んです。今治焼鳥に加えて、から揚げ(せんざんき)も今治の郷土料理として、今治市内に限らず広く伝わっています。
市の郊外には、大型商業施設も存在しています。徒歩で行くことが難しい地域であっても、車で5分~10分ほど走れば自由に買い物ができ、選択肢も複数持つことができます。また、市内には西瀬戸自動車道と今治小松自動車道が通っており、車で遠距離移動する際にも便利です。

今治市に住むにも不便はある?

全体的に住みやすい市で、愛媛県内で住みたい街として人気のある今治市ですが、不便な点もあります。まず挙げるのが、その最終バスの早さです。瀬戸内運輸や瀬戸内海交通が運行している路線バスがありますが、20時台には既にほとんどの路線で最終バスの時間が過ぎています。市内をバスで移動する場合も、昼間に決まった場所に行って帰るくらいでしか利用ができません。夜間に市内を移動する場合には、その手段の確保が重要な課題となるでしょう。
また、車があれば各所にある施設にも移動ができて便利な今治市ですが、車がないと、買い物に行くにも不便な地域が多くあります。以前は中心部の商店街にも百貨店やスーパーがありましたが、相次いで閉店や撤退をしています。その後、大型商業施設も開店しましたが、いずれも郊外にあるため、市街地からは車がないと行けない距離です。

食べ物も美味しく自然も豊か!今治への移住はメリットがいっぱい

今治市は、地方のなかでも住みやすい市として人気があります。特産品や独自の食文化による食べ物は美味しく、海産物も新鮮です。市街地から瀬戸内海を望む風景にも人気があり、この風景を写真に収めるために訪れる観光客も見かけるほどです。
このように、自然も豊かな上に数々の魅力が詰まった今治市は、移住を考えるのであればおすすめできる地域です。そして、移住をするのであれば、自分で設計を考えて理想の住まいを実現できる注文住宅を考えてみるのもおすすめです。
今治市は、児童福祉制度も充実していて治安も良いので、子育てにも向いている街です。市民同士の結びつきがあり、それもまた住みやすさにつながっています。この住みやすい市に理想の住宅を建てて住むことで、これからの生活も充実したものにしていくことができるでしょう。

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