住みやすさを左右するのは、家そのもののデザインや構造、耐久性だけではありません。家を建てるときには、景観の良さや交通アクセスの便利さなど、周囲の住環境が住みやすさにもつながるため注目してみましょう。そこで、島根県に家を建てたいと思っている人や、島根県への移住を検討している人のために、島根県内で人気の街について説明します。
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島根県とはどんなところ？
島根県は、中国地方の北部に位置する県です。東西に細く伸びた県土が特徴で、最東端から最西端までの距離は約230キロメートルに及びます。なお、離島の隠岐島や竹島なども島根県の一部です。島根半島から北に40～80キロメートルの海上にある隠岐諸島は「天皇の島流し」で知られています。かつては、後鳥羽上皇や後醍醐天皇なども隠岐諸島に流されました。1000キロメートル以上にも渡る美しい海岸線と豊かな自然を有し、県外からの観光客も多く訪れる島です。そんな島根県の県庁所在地である松江市は、2015年に経済産業省の調査により、全国一暮らしやすい街に選ばれています。
さらに、松江市以外にも出雲市や安来市、浜田市、江津市の4つの市が、トップ10以内にランクインするという結果が出ました。県の人口は約68万人、県内の市町村数は8市10町1村です。総面積は4708.26平方キロメートルで、そのうち約8割を林野が占めています。稲作や酪農などの農業や水産業、建設業、製造業などが主な産業です。島根県は工業の近代化が比較的遅い地域でしたが、近年ではハイテク企業の誘致や山陰自動車道の整備が進み、鉄鋼産業や輸送機械に関係した工場が増えています。
島根県はここがすごい！有名な観光名所は？
島根県の気候は関東とほぼ同じです。冬になると内陸部は雪が積もる地域もありますが、沿岸部は比較的気温が高く、雪はほとんどふりません。降水量は平均的で、梅雨の時期や台風が多くなる時期を除けば、関東よりも日照時間は長いです。年間を通して最高気温と最低気温の差が大きく、特に暑さが厳しくなる夏場はしっかりとした熱中症対策が欠かせません。特産品は宍道湖でとれる大和しじみや、トビウオのすり身を使ったあごの焼き、そばの実を丸ごと挽いた出雲そばなどが有名です。観光名所としては、出雲大社や松江城などがよく知られています。
島根県は「古事記」や「日本書紀」などに記されている神話の舞台となった土地です。そのため、出雲大社のほかにも数多くの神社を有しています。素盞鳴尊と稲田姫命が結婚したといわれる八重垣神社や、須佐之男命を祀っている須佐神社、素盞嗚尊と天照大御神が鎮座する日御碕神社などが代表的な神社です。また、島根県には遺跡も多く残っています。石見銀山遺跡や加茂岩倉遺跡、荒神谷遺跡は国もの史跡に指定されている歴史的にも重要な遺跡です。
山陰地方最大の都市！松江市の住みやすさは？
島根県の県庁所在地である松江市は、島根県の東部に位置しています。市の西部は宍道湖、東部は中海に面した水郷都市です。人口は約20万6千人と、山陰最大の人口を有しています。松江市は高齢者福祉や子育て環境の整備にも力を入れており、日本経済新聞社が実施した「第6回行政サービス調査」によると、松江市は中国地方5県の中で最も暮らしやすい街に選ばれました。さらに、子育て環境の部門では東京都渋谷区、荒川区に次いで全国第3位にランクインしています。その理由は乳幼児医療費の無料化や保育料無料化などの子育て支援策を積極的に実行しているためです。市をあげて子育て世帯の負担軽減に努めた結果、2000年以降減少傾向にあった出生率が、2005年から再び増加をはじめました。
また、松江市には松江城や宍道湖、小泉八雲記念館などの観光資源を豊富に有しています。城下町の風情を残す町並みや歴史的史跡だけでなく、加賀の潜戸や美保の北浦をはじめとする自然の景勝地が多いのも、松江市の特徴です。1951年には奈良や京都とともに、国際文化観光都市に指定されています。市内の主な交通手段は鉄道やバス、自家用車などです。
神話のふるさと出雲市の住みやすさは？
島根県の東部に位置する出雲市は、あちこちに「古事記」や「日本書紀」に関連したスポットが存在する神話のふるさとです。市の北部には島根半島を有し、南部は中国山地に囲まれ、中央部には出雲平野が広がっています。さらに、出雲平野には中国山地から注がれる斐伊川と神戸川が流れています。山と海だけでなく、平野に川、湖まで有する多彩な地勢が特徴です。人口は約17万人と、ゆるやかに増加傾向にあります。理由として、市内の整備が進み移住者が増えたことや、子育て支援が充実し出生率が上がったことなどが挙げられます。
東洋経済が全国の都市を対象に実施した「2016年住みよさランキング」によると、出雲市は中国･四国部門第6位です。松江市と同様、支援制度やボランティアを充実させ、新婚世帯および子育て世帯の受け入れや子育て支援に力を入れています。出雲市は出雲大社や荒神谷遺跡など、全国的に有名な史跡や神社が多く、観光入込客数は県内トップです。県全体の観光客のうち、3分の1を出雲市が占めています。さらに、宍道湖や日本海などの自然の観光資源も豊富です。主な交通手段は鉄道やバス、自家用車のほか「出雲縁結び空港」から空路を利用すれば、県外にも比較的簡単に出られます。
人と文化と自然が調和した街！浜田市の住みやすさは？
浜田市は2005年10月に浜田市、金城町、旭町、弥栄村、三隅町の5市町村が合併して誕生しました。海岸部には県内随一の水揚げ量を誇る漁港があり、毎日多くの魚が浜田市から全国各地へ出荷されています。一方、山間部には日本の棚田百選に選ばれた美しい田園風景が広がり、米をはじめ四季折々の野菜や果物が育てられています。人口は約5万8千人と、松江市や出雲市に比べると控えめな数字です。しかし、子育て世帯や高齢者世帯が暮らしやすい街を目指し、子育て支援制度や医療環境の充実を図っています。
浜田市には豊かな森林や海などの自然だけでなく、石見神楽や石州半紙などの伝統文化が残る地域としても有名です。自然の観光資源を生かし、しまね海洋館アクアスのような水族館や海水浴場、スキー場などの観光スポットも増えています。主な交通手段は鉄道や自家用車です。浜田市には国道9号線や国道261号線、国道186号線、中国横断自動車道などが通っているため、車でのアクセスが良く、島根県の都市部や江津市、広島市へは比較的容易に出られます。
島根県でこれから人気の出そうな街は？
松江市や出雲市、浜田市は、島根県の市町村の中でも知名度の高い地域です。そこで、これから人気が出てきそうな地域についても紹介します。島根県の西端に位置し、山口県と隣接する益田市は、山陰と山陽を結ぶ交通の要所です。市の北部は日本海に面し、南部には中国山地や恐羅漢山、安蔵寺山などの山々が連なっています。益田市の主な交通手段はJR山陰本線や山口線などの鉄道や自家用車です。国道9号線や191号線が通る益田市は、島根県内はもちろん山口県、広島県にもアクセスが良いのが特徴です。
益田市には、島根県立万葉公園や益田運動公園などの広い公園が多く、キャンプを楽しめる公園もあります。島根県の中央部からやや西に位置する江津市は、中国地方最大の大河「江の川」や日本海を臨む、水源が豊かな地域です。主な交通手段はJR山陰本線やJR三江線などの鉄道や路線バル、自家用車が挙げられます。県外に出るなら、江津インターチェンジから高速道路を利用すると便利です。浅利公園や菰沢公園、丸子山公園など、豊かな自然を活かした公園が多く、家族で遊びに行く場所にも困りません。
松江・出雲市圏と浜田・益田市圏の中間部に位置する大田市は、石見銀山遺跡を有する街として有名です。 46キロメートルにも及ぶ海岸線をもつことから、漁業はもちろん、釣りや海水浴などのマリンスポーツも盛んに行われています。主な交通手段はJR山陰本線などの鉄道やマイカーです。県道46号線や国道261号を利用すれば、関西方面や広島方面、九州方面にもアクセスできます。市の南東部には国立公園三瓶山があり、登山やキャンプ、スキー、釣り、温泉などを楽しめます。
島根県の建築実例
建築実例1. 回遊性のあるキッチン★子育てを楽しむ家
家事動線が良く、家事も子育てもしやすいことや、ご両親が泊まりに来られたときのことも考えた間取り。高気密・高断熱で補助金対象の高性能住宅です。
詳細情報：島根県の建築実例「回遊性のあるキッチン★子育てを楽しむ家」
建築実例2. 無駄のない間取りの高性能住宅
ユニバーサルホームならではの快適性と安心性・安全性を兼ね備えつつ、月々の出費を抑えた経済的な住まいです。
建築コストを抑えるため無駄なスペースを無くしてコンパクトな住まいとなりました。太陽光発電で光熱費を稼げるゼロエネルギー住宅です。
建築実例3. 毎日がリゾートのようなおうち
ご主人こだわりの内観、奥様こだわりの家事動線で作られた、優雅にリゾート気分で過ごせるお家です。 見どころは広いリビングと床をタイル張りにしたキッチンです。
島根県の土地選びは住みやすさ重視で決まる！
島根県の魅力は、日本海や中国山地、宍道湖などをはじめとした豊かな自然です。特に島根県は移住者の受け入れに積極的で、UターンやIターンの支援制度や福祉制度が充実しています。のどかな環境でのびのびと子育てをしたいという人は、ぜひ土地探しの候補として島根県を検討してみましょう。
