注文住宅を建てて長く住むなら、住む人にとって自然環境と生活環境の両方が心地よいエリアでなければなりません。長崎県は気候が温暖であるだけでなく、家族みんなが住みやすさを実感できるさまざまな魅力にあふれています。ここでは長崎県の持つ魅力とともに、若い夫婦やファミリー世帯が住みやすい県内のエリアを4つ紹介します。
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犯罪発生率が少ない長崎県
家を建てる際、特に小さな子どものいる世帯にとっては、地域の治安の良さと生活環境の良さが重要ではないでしょうか。2014年の全国犯罪発生率データにおいて、長崎県は少ない方から3番目に位置しており、非常に治安が良い地域であることが読み取れます。また、2013年のデータでは病院数が全国8位、診療所数が全国3位となっており、思わぬ病気にかかっても治療が受けやすい環境であることがわかるでしょう。
その地域に長く住むなら、環境だけではなく物価などの生活コストも気になるところです。長崎県の平均収入は、東京などの都心部と比較すれば多少低いというデータもあります。しかし、収入から生活費を引いた場合はそれほど大きな差がないのが実情です。物価が安く生活コストが抑えられるため、都心部に住んだ場合と同程度の金額を貯蓄に回すことが可能といえます。
また、住みやすい自然環境も長崎県の大きな魅力です。全国の大気汚染状況を調査した2013年のデータでは、長崎県の空気のきれいさは全国で1位となっています。また、過去30年にわたって真夏日と冬日以外の日数を調査したデータでは全国5位となっており、暑過ぎず寒過ぎない温暖な気候の地域であることがわかります。治安も良く設備も整っており、空気がきれいで過ごしやすい環境はすこやかな生活や子育てに欠かせないものです。ゆとりのある環境で暮らしながら堅実に貯蓄もできる長崎県は、注文住宅を建てるにはまさに理想的な地域といえるでしょう。
商店街が充実している佐世保市
長崎県の中でも、ファミリー世帯が住みやすい地域として挙げられるのが佐世保市です。長崎県で2番目に人口の多い都市である佐世保市は、周りを高台に囲まれた地形で海に面しており、山も海も近い自然豊かな環境です。しかし、その地形の中に役所や病院、商業施設が集約してコンパクトに都市化されているため、決して不便な地域ではありません。自然の豊かさと都市の利便性両方をあわせ持つ住みやすい環境が魅力といえます。
さらに、佐世保市の大きな魅力には充実した買い物環境があります。JR佐世保駅周辺には30以上の専門店を持つ商業施設「えきマチ1丁目佐世保」や、海に面したショッピングモール「させぼ五番街」があり、休日は家族で買い物やグルメを楽しめるでしょう。また、日常の買い物にはいくつもの充実した商店街が役立ちます。アーケード付きの商店街には個人店だけでなく百貨店やデパートも入っており、雨の日でも快適に買い物できるのが魅力です。
地域と密着している個人店は買い物客との距離も近く、新しい住民でも商店街を利用すれば地域になじみやすいというメリットがあります。顔見知り同士が多くなれば「地域全体で子どもを見守る」という雰囲気も強くなるため、子どもを育てていくうえでも心強い環境です。
坂は多いが交通機能も整備されている長崎市
長崎市も、長崎県の中でファミリー世帯が住みやすい特徴を持っているエリアです。長崎市は「さかんまち」、つまり坂の町と呼ばれるほど坂が多く、一見移動に不便なように思えるかもしれません。しかし、それを補完するために交通の便が非常に充実しているというメリットがあります。市内の移動には路線バスだけでなく乗合タクシーや小型バスも利用することができ、細部まで交通網が行き届いています。コンパクトな路面電車も重要な交通網のひとつです。また、交通機関のない急な斜面地には斜行エレベーターが設置されるなど、どのような地域でも快適に暮らせるよう配慮がなされています。
また、異国情緒あふれる街並みも長崎市の大きな魅力です。ロマンティックな教会堂や和風のモチーフがアクセントの洋風建築は、街歩きの人々の目を楽しませます。和洋のテイストが混在した長崎の街に注文住宅を建てるなら、少し個性的なデザインもきっと映えることでしょう。また、長崎駅から北のエリアは文教地区としても有名で、長崎大学のキャンパスをはじめ付属の幼稚園や小学校などの教育機関が充実しており、子どもへの教育を重視するファミリー世帯に人気の高い地域です。
長崎市のベッドタウン大村市
長崎県で注文住宅を建てるなら、大村市も住みやすい地域といえます。大村市は海に面し山にも近いため自然豊かなエリアで、長崎県のほぼ中央にあります。長崎市や佐世保市など都市部の近くでありながら、地価が安いためベッドタウンとして人気です。また、大村市の大村湾ではウニやイイダコ、牡蠣やワタリガニなどが獲れ、季節ごとの海の幸をたっぷりと楽しめます。大村市から長崎駅や佐世保駅へは電車で1時間前後で行けるため、仕事は長崎市や佐世保市などの都市部に持ち、自宅はゆとりのある大村市に持つというのも魅力的な選択肢でしょう。
市内にはショッピングモールやファッションモール、スーパーマーケットなどの商業施設もあり、日常の買い物に不自由することはありません。主要な商業施設は大村市の幹線道路である国道34号線に集中しており、マイカーがあればショッピングにより便利です。都市部の喧騒から離れ、ゆとりのある日常を送りたいファミリー世帯にちょうど良い環境といえます。
新興住宅地で教育機関も多い諫早市
注文住宅を建ててそこに長く住む場合、家族の状況や必要なものは年を経るごとに変化していきます。地域を選ぶなら長期的な視野で、福祉や教育、就職の問題も考えなければなりません。その点では、長崎県の中央部に位置する諫早市が住みやすいエリアといえるでしょう。市が力を入れている新住宅市街地開発事業では、特に市の西側を新興住宅地域として大規模な宅地供給が行われています。また、市は福祉環境の充実にも力を入れており、特に目立つのは幼稚園と保育所の連携強化や夜間の小児救急センターの設置などへの取り組みです。
さらに、市内には4つの図書館があり、大学は1校、私立高校は3校、公立高校は5校と教育施設も充実しています。高等学校から県内への就職率も高く、まさに行政の取り組みが市民の一生をサポートしているともいえるでしょう。諫早市は国道が4本通っているほか、JRや島原鉄道などもあり交通網も充実しています。また、三方を海に囲まれ、山の緑も豊かで自然環境に恵まれているのも魅力です。美しい環境と充実した福祉や教育をあわせ持つ諫早市は、本当のゆとりを求めるファミリー世帯にぴったりの住宅エリアです。
中高一貫の進学校を擁する自然に恵まれた地域 西彼杵郡
西彼杵郡は、「にしそのぎ」と読む長崎県内にある行政区分です。長与町と時津町の2自治体で構成されていて、長与町には4万1000人、約時津町には約3万人が暮らしています(2018年時点)。長与町は、長崎市内に通勤通学する人々が暮らすベッドタウンの一つです。工業が盛んな時津町は「誰もが住みたくなる町へ」のキャッチフレーズを掲げ、工場誘致の成功によって自治体の財政基盤が良好化しています。
西彼杵郡には、三菱重工業長崎造船所があることで知られ、近くには三菱工業の歴史や戦艦武蔵の建造日誌や大型鋲締機などを見ることができる「長崎造船所史料館」もあります。見学は完全予約制ですが、当日の電話予約も可能です。また、西彼杵郡には中高一貫の進学校である「私立青雲中学・高等学校」や、看護栄養学部・情報システム学部などに特化した「長崎県立大学シーボルト校」もあります。豊かな自然のなかで質の高い教育が受けられるのは、西彼杵郡ならではといえるでしょう。また、「長与町総合公園」や「長与シーサイドパーク」など、身体を思いっきり動かせる施設も充実しています。時津町には、商業施設が豊富で生活に必要なものが何でもそろえられるのが魅力です。大村湾観光汽船を利用すれば、時津町から長崎空港まで30分ほどでアクセスすることもできます。
長崎県の建築実例
建築実例1. 3世代家族が集うタイルの家
7LDKプラス大容量の収納。 3世代の家族が集う家は、団欒と個の時間、それぞれを大切にできる住まいとなりました。
建築実例2. 家族の個性を発揮できるお家
家族みんなで楽しめるお家。
建築実例3. 太陽光・エコウィル採用の発電の家
お施主様こだわりの、南仏を思わせる かわいらしいプロヴァンス風の外観になりました。
詳細情報:長崎県の建築実例「太陽光・エコウィル採用の発電の家」
安全なのが一番!家族みんなで安心に暮らせる長崎県
長崎県は海と山がともに豊かで気候も温暖であり、空気もきれいで過ごしやすい自然環境に恵まれています。また、全国の中でも飛びぬけて治安が良く、安全に暮らせるエリアであるのも大きな魅力です。このように、自然の環境と人がつくる環境の両方ともが理想的である地域は全国でも珍しく、非常に住みやすい地域といえるでしょう。また長崎県では、便利な買い物環境や細かい交通網、地価の安さや充実した公共施設など、それぞれの都市がそれぞれの魅力を備えています。住宅を建てて長く住むときは、年々変化していく家族の状況を考え、その必要を満たす環境を探さなければなりません。家族みんなが心地よく暮らしていける環境をイメージしながら、ぴったりの魅力を持つ住宅エリアを探してみてください。