兵庫県は、上品でオシャレな街が多いことで知られています。兵庫県で注文住宅の購入を考えているなら、住みやすいエリアの情報は大いに参考になるでしょう。兵庫県はエリアごとに、高級住宅街や都会的な街、自然が残る緑豊かな街などそれぞれ魅力的な表情を持っています。そこで、今回は兵庫県で住みやすいエリアとそれぞれの特徴を紹介します。
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エリアによって気候も変わる兵庫県
大阪府と隣接している兵庫県には、国立や国定、国営の公園があります。自然が多く残されていて遊具がたくさんある公園も多いので、ファミリー世帯も子どもたちを十分に遊ばせることができるでしょう。
兵庫県は北が日本海、南が瀬戸内海に面していて、県の面積は近畿地方で最大です。そのため、北部は豪雪地帯、南部は温暖で工業地帯と景観はバラエティに富んでいて、気候も違うのが特徴です。また、県内には発展した都市だけでなく六甲山系をはじめとする山や高原もあり、雄大な自然が広がっています。美しい港がある湾岸部では海を一望することができ、家族で楽しめるおでかけスポットもたくさんあります。ひとつの県でありながら変化に富んでいることが、多くの人を惹きつける魅力となっているのでしょう。
子どもの数が多い西宮市
兵庫県で住みやすいエリアのひとつが西宮市です。市が「文教住宅都市」を目指すと宣言していて、教育環境や文化の充実に力を入れた街づくりを行っています。市内には教育機関や文化施設が整っていて、たくさんの大学や短大があるほか、博物館や美術館、郷土資料館などもあります。阪神甲子園球場や門戸厄神(もんどやくじん)、夙川(しゅくがわ)、西宮神社などの有名なスポットもあり、毎年多くの人が訪れています。
子育て世代であれば、その地域の保育所の待機児童問題に関心があるかもしれません。子どもの数が多い西宮市は、子どもを預けて働きたいという市民の声にこたえるため、早くも2010年度に待機児童をなくすことを目指した取り組みをスタートさせました。保育所整備に補助金を出し、保育所の新設や定員拡大を進めることにより、より多くの子どもたちが保育所に入れるように子育て環境を整えています。
JR、阪急、阪神と市の東西を貫くように各路線の電車が走っていて、交通アクセスが良いことも西宮市の魅力のひとつでしょう。電車で神戸まで乗り換えなしで15~20分ほどで行くことができるので、ベッドタウンとして人気があります。西宮駅では阪神線と阪急線の乗り換えもできるので、京都方面へも移動がしやすく便利です。
街がきれいな三宮は神戸の中心
神戸の中心地である神戸市中央区三宮も、住みやすいエリアとして人気です。三宮にはJRの神戸線、阪神本線と山陽本線、神戸市営地下鉄、ポートライナーの駅があり、巨大ターミナルとなっています。交通アクセスが良く各方面へ向かう電車が次々に発着しているので、通勤がとても便利です。駅前にはさまざまな方面へ向かう高速バスや空港バス、市バスなどが発着するバスターミナルもあり、移動に困ることはありません。
駅周辺にはデパートやファッションビルがあり、ショッピングを楽しむことができます。中華街として知られる南京町やメリケンパーク、美術館などもあり、商業施設や文化施設が充実しています。さらに、駅周辺は大がかりな再整備が行われていて、高層ビルの建て替えやツインタワー計画なども進められているので、今後も成長を続けるポテンシャルを秘めた街といえるでしょう。
近代的で便利な三宮エリアは、街中もきれいに整備されていて清潔感があります。都会に住みたいものの雑然とした雰囲気は苦手、という方も満足できるに違いありません。
オシャレな街で子育てしたいなら神戸市東灘区
兵庫県で住みやすくてオシャレな街なら、神戸市東灘区を挙げることができるでしょう。岡本や御影などの山の手の住宅地は閑静で、住みたい街として人気が高いエリアです。特に、阪急岡本駅には特急が停車するため、三宮まではわずか8分、梅田へも25分です。それでも駅はこぢんまりとしていて駅前にもバスターミナルやロータリーなどがなく、車があまり乗り入れないため落ち着いた雰囲気が保たれています。静かな街でありながら生活の利便性を兼ね備えているのが、あこがれの住宅地として支持される理由のひとつでしょう。
街を歩けば、美味しくてオシャレなベーカリーショップやケーキ屋さんなどが多いことに気づくかもしれません。なかには有名なお店も多く、女性たちに人気があります。カフェやレストランなども充実していて、ハイセンスなショップが多いのも特徴です。岡本地区まちづくり協定により、石畳が続く街の景観も美しく保たれています。
区内には多くの大学や有名な私立進学校などがあり、学生の街また教育の街でもあります。さらに、沖合には埋め立て地に誕生したニュータウンがあり、オフィスや商業施設のほか、一戸建て住宅地も広がっています。このように、神戸市東灘区はさまざまな表情を持つ変化に富んだ街といえるでしょう。
神戸市の住宅支援
「神戸市子育て支援住み替え助成事業」をご存知ですか?子育て世帯が住み替えた際に家賃の一部を補助してくれるという制度です。賃貸借契約が終了する月まで(最長3年)毎月1万円の補助が受けられます。小学生以下の子どもがいる世帯が対象で、妊娠中でも適用が可能です。補助対象となる所得制限や住環境の要件などの詳細は、こちらからご確認ください。神戸市は教育の街ともいわれ、これから子供を育てていくにはぴったりの環境です。ぜひこの制度を利用してみてはいかがでしょうか。
関西を代表する高級住宅地の芦屋市
神戸市の東側と隣接していて、大阪と神戸の中間地点にある芦屋市。この関西を代表する高級住宅地・芦屋も、兵庫県の住みやすいエリアとして外せません。かつては避暑地や別荘地だった芦屋市は、今でも住民の所得水準が高いことで知られています。特に、山の手には「阪神間モダニズム」と呼ばれる独自の文化様式が特徴の豪華な洋館や邸宅が並んでいます。市が「国際文化住宅都市」を目指して美しい景観を守っていることもあり、あこがれの住宅地としての魅力やオシャレな雰囲気は十分に保たれているといえるでしょう。
一方、海側にはデパートやショッピングモールなどの商業施設が多く、ショッピングにも便利です。埋め立て地や沖合の人工島にはニュータウンができたことに加え、さらなるリゾート開発の計画も進んでいます。芦屋市には、海の眺めを楽しめるリゾートエリアとしての新たな魅力も加わっているのです。
芦屋市は六甲山地と大阪湾という美しい自然に囲まれていて、気候が温暖なことも特徴です。品格があるだけでなく、環境が良く過ごしやすい街です。
品の良い街の雰囲気が人気の宝塚市
上品な雰囲気で住みやすいエリアは宝塚市です。市内には武庫川が流れ、川辺には木々が並んでいて、緑豊かな自然環境が人気の街です。図書館や児童館の施設なども充実しているので、子育ての面でも環境の良さを感じることができるでしょう。そのため、特にファミリー世帯に人気があります。
交通アクセスを見てみると、宝塚駅は阪急宝塚線と今津線の終点駅で、梅田までは乗り換えなしで35分、西宮北口までは乗り換えで32分です。どちらにもアクセスしやすいのはもちろん、JR宝塚線も利用することができます。阪急とモノレールを使えば伊丹空港までも約30分で行くことができるので、交通の便は良好でしょう。
宝塚駅周辺は中高層マンションが建ち並んでいますが、おだやかな川が近くに流れているためか、ゆったりとした雰囲気です。宝塚南口も人気の住宅街ですが、こちらは山側に一戸建てがたくさん並んでいて、落ち着いた雰囲気の閑静な住宅地となっています。
妊娠・出産・子育てのサポートに尽力 たつの市
兵庫県の南西部に位置する「たつの市」。南北に長い地形を揖保川が流れ、市の南側は瀬戸内海、北側は山に面しています。人口は約7万人で、全国的に知名度のあるそうめん揖保乃糸(いぼのいと)の産地です。隣接する姫路市に通勤する世帯も多く、ベッドタウンとしての顔も持っています。交通面では、市内にJR西日本の山陽本線と姫新線が通っています。姫新線で通勤・通学する市民が駅付近に月極で駐車場、あるいは駐輪場を借りた場合は、市が料金を助成してくれるうれしいサービスがあります。市内を巡回するコミュニティバスや、予約制の市民乗り合いタクシーも便利です。
約350品種の梅が美しい世界の梅公園や、桜や紅葉が見事な龍野公園、遠浅海岸の新舞子浜での海水浴など、四季折々に自然の素晴らしさを感じられる自然豊かな土地です。「納涼ふれあいまつりと花火大会」では1000発を超える花火が打ち上げられます。屋台や特設ステージなどにぎやかな催しが繰り広げられるなど、子どもを持つ家庭にはうれしいイベントも盛りだくさんです。龍野城周辺には古い町並みが保存され、播磨の小京都と呼ばれる風情ある城下町の雰囲気を楽しむことができます。
また、たつの市ではさまざまな子育て支援を行っています。不妊治療費やチャイルドシート購入費の助成に出産祝い金、そして0歳児~中学3年生まで医療費が無料になるなど手厚い支援が得られるのが大きな魅力です。
たつの市の住宅支援
たつの市では、人口減少対策の一環として「定住促進住宅取得支援事業」を行っています。支援対象は2パターンあり、市外から定住目的で住宅を取得した場合は「転入者住宅取得奨励金」の対象となり、3年間で計50万円の奨励金がもらえます。市内在住の40歳以下の夫婦(どちらかが40歳以下なら可)が定住目的で住宅を取得した場合は「若者住宅取得奨励金」の対象となり、30万円の一括交付が受けられます。たつの市に住むなら必ず利用していただきたい制度です。
街を挙げて市民の健康増進を図る 加古川市
兵庫県南部に位置する加古川市は、県内最大の一級河川「加古川」のほとりで発展してきた都市です。江戸時代前に加古川城が廃城になりましたが、のちに西国街道の宿場町として栄えました。平成30年現在では人口が26万人を超え、繊維工業と重工業の盛んな工業の町です。靴下の生産では日本一を誇り、市内には大真空や多木化学といった東証一部上場企業の本社があります。その一方で世界的に有名な「神戸牛」の産地でもあり、多くのブランド牛のもととなる仔牛の育成も行っています。
加古川市ではすべての市民が「良好な環境のもとで、いきいきと毎日を過ごすこと」を目指した、ウェルネス都市宣言を行っています。市内にはフィットネスジム、プール、スタジオなどを備えたウェルネスセンターや、蔵書20万冊の図書館に音楽ホール、料理教室が開催されるクッキングスタジオを含む複合施設「加古川ウェルネスパーク」があります。パーク内では子どもや親子向けの講座やイベントが数多く開催されています。
観光地としては、飛鳥時代に建立されたと伝えられる国宝「鶴林寺」や、気軽に天然温泉が楽しめる加古川温泉などがあります。郷土料理は、ご飯の上にタレのかかったカツレツを乗せてキャベツを添えた「かつめし」です。気候は雨が少なく温暖で過ごしやすい瀬戸内気候で、年間を通じて天候や湿度が安定しているのが魅力の1つです。公共の交通機関では、東西をJR神戸線・山陽電気鉄道、南北をJR加古川線が走っています。市内の各駅から、姫路へは最短で約10分、神戸へは約30分とアクセスの良さが自慢です。民営路線バスのほか、自治体が運営する「かこバス」が市民の移動手段として活用されています。
白亜の城を中心に発展する観光都市姫路市
姫路市は、兵庫県の南部に位置し、2018年現在では約53万人の人口をかかえる中核市です。ベビー用品の西松屋チェーンや、建設業の長谷工コーポレーションなど、著名な企業の創業地でもあります。市内には公立の兵庫県立大学、私立の姫路大学・姫路獨協大学など大学も多い傾向です。
純白に輝く城壁が美しい「姫路城」は国宝であり、日本で初めて世界遺産に登録された場所の1つです。このほか、さまざまな映像作品のロケ地となった「書寫山圓教寺」や、世界の有名な建造物や遺跡のレプリカを設置した異国情緒あふれる「太陽公園」が有名。
姫路市では「地域夢プラン事業」として、市民が自分たちの地域の歴史・文化・伝統・自然などの地域資源を再発見し、地域活性のために活用する取り組みを実施しています。住民の手によって掘り起こされた地域資源は、これまでの事業のなかでパンフレットやPR動画としてまとめられています。このほか、子どもの誕生・入学・成人や結婚など、人生の節目に市民に樹木をプレゼントする記念樹配布事業(申込制)が行われています。子どもの成長に合わせて記念樹を受け取り、庭に1本ずつ植えていくのもよいでしょう。
教育熱心な家庭におすすめの兵庫県
エリアによって、街並みが大きく変わる兵庫県。自然や公園に恵まれた地域が多く、街の中の景観が美しいのが魅力です。待機児童問題に積極的に取り組む市もあり、子どもを遊ばせることができるスポットも多彩なので、子育てのしやすさの面でも人気があります。大学や短大が多く教育環境も整っているため、教育を重視する家庭にもぴったりでしょう。特に小さい子どもがいる世帯は、ファミリー世帯に人気のエリアを探してみてはいかがでしょうか。
兵庫県のモデルハウス
たつの店
現代建物+和のテイストのモデルハウス
住所:兵庫県たつの市龍野町富永500-1
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