静岡県は気候が穏やかで交通の便もよく、住みやすい地域として知られています。ただ、静岡と言っても、その範囲は広く、場所によっても環境は大きく変わってきます。特に、島田市は歴史も浅く、よくわからないという人も多いはずです。そこで、理想の家を建てて子育てをしていきたいと考えている20代～30代前半の夫婦を対象に、静岡県島田市の住みやすさについて紹介をしていきます。
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比較的若い街！静岡県島田市の基本情報
静岡県島田市は2005年に旧島田市と金谷町が合併して誕生しました。さらに、2008年には川根町とも合併をしています。面積は315.70平方kmで、人口は平成30年3月末時点で9万8,909人です。静岡県中部の志太平野に位置し、北には自然豊かな山々が連なり、南西には日本一の茶産地として知られる牧之原台地が広がっています。また、市内には急流で有名な大井川が流れています。気候は温暖で北部の山間部を除いては冬でも雪はめったに降りません。降っても数年に1度程度です。年間平均気温は16℃となっており、これは九州と同程度の暖かさです。さらに、最も気温が低くなる2月でも平均気温は5度程度なので、かなり過ごしやすい気候環境だと言えます。
ユニークな取り組みも！静岡県島田市の特色
島田市内の農産業産出額はその7割がお茶であり、島田ブランドを確立するために「島田市緑茶化計画」を行っています。具体的な活動内容としては緑茶グリーンの色を使って島田市のロゴを作る、島田市の特徴を紹介するプロモーション動画を配信するなどといったものがあります。この活動を通して島田市の良さを国内だけでなく、海外にもアピールしようというわけです。特に、牧之原台地の開拓やお茶の効能、侍とお茶の関係などをラップ調の曲にしたミュージックビデオは印象的です。日本語のほかに英語やフランス語のバージョンも作られており、海外を意識したものになっています。
ちなみに、お茶の収穫のシーズンは4月末から5月にかけてです。その時期になると茶畑は濃い緑で包まれ、市内各地でお茶刈りの様子が見られるようになります。それに伴って、お茶に関する体験イベントも多数開催されます。まさに緑茶尽くしです。とはいえ、島田市の魅力は緑茶だけというわけではありません。たとえば、島田市には慶寿寺、大津谷川桜堤防、河原町桜堤防などの桜の名所が多数あり、4月になると大勢の観光客でにぎわいます。また、大井川では6月に鮎釣りが解禁されます。そして、何と言っても見逃せないのが8月に開催される大井川花火大会です。河の両岸から打ち上げられる8,000発の花火はかなりの大迫力です。そのほかにも、市内にある温泉施設でゆったりと疲れを癒すことができるなど、島田市には楽しめる場所や催し物が数多くあります。
地震に備えて！静岡県島田市の安全性
静岡県は確かに住みやすい土地ですが、同時に大きな不安も抱えています。それは過去数百年に渡り、何度もこの地域に大きな被害を与えてきた南海トラフ巨大地震の発生が近いとされていることです。しかも、島田市から距離の近い御前崎市には浜岡原子力発電所があります。巨大地震が発生したときのことを考えると、それに伴う原発被害も懸念材料です。さらに、島田市は海に面していないため、津波の心配はないものの、豪雨による土砂災害や風水害などが起こる可能性は十分考えられます。
こうして並べてみると不安になってくるかもしれません。しかし、島田市のみならず静岡県は地震が起きるといわれていることから防災意識が高い地域です。学校の防災訓練だけでなく、地域の防災訓練も驚くほど本格的です。そして、防災訓練に定期的に参加している人の数も全国平均を大きく上回ります。結局のところ、災害はいつどこで起きるかわからないため、いたずらに不安がっていても意味はありません。重要なのは多くの静岡県民のように、災害が起きた場合の備えをしっかりしておくことです。そこで、島田市に引越しをする際には、いざというときの避難経路を日頃から確認する習慣を身につけることをおすすめします。
学生はバスも利用！静岡県島田市の主要交通網
島田市にはJR東海道本線と大井川鉄道本線が通っており、主要駅は島田駅となっています。ほかにも、東海道本線の駅が2駅、大井川鉄道本線の駅が11駅あります。また、島田駅からはコミュニティバスが出ているため、各方面へのアクセスも容易です。コミュニティバスは主に車の運転ができないお年寄りや学生の通学手段として利用されており、市民の貴重な足となっています。
さらに、市内には高速道路のインターチェンジが2つあるほか、国道や県道も整備されています。そのため、県内外への移動には苦労することはないでしょう。ちなみに、隣接する牧之原市まで足を伸ばせば静岡空港があり、そこから国内の主要都市へはもちろんのこと、国際線を利用してソウルや上海などに行くことも可能です。
静岡県島田市の利便性は？島田エリアは便利！
実際に住むとなると気になるのが、毎日の買い物に欠かせないスーパーの存在です。なるべく不便がないようにスーパーの充実しているエリアに住みたいものです。そうなると、おすすめは大井川鉄道本線沿いと大井川と国道1号船の間の島田駅エリアになります。また、島田駅エリアなら、家電量販店や飲食店なども数多くあるため、非常に便利です。したがって、利便性の高さを重視するのであれば、引越し先の有力候補は島田エリア及びその近隣地域ということになります。
子どもも自由に遊べる静岡県島田市の子育て環境
静岡県は子育てのために必要な施設や支援制度などが充実していることで知られていますが、それは島田市も例外ではありません。まず、島田市には大小100以上の公園があるため、子どもの遊び場に不自由することはないでしょう。特に、中央公園は東京ドーム2個ほどもあり、その中ではさまざまなアスレチックや遊具などで遊ぶことができます。また、市内全域に保育園や幼稚園、こども園がある点も見逃せません。2018年4月には保育所待機児童ゼロを達成しており、共働きの家庭でも安心して暮らすことができます。
さらに、島田市は小さな子どもがいる家庭に対して、さまざまな支援事業を展開しています。たとえば、就学前の子どもがいる妊婦さんや出産間もない母親に対して自宅訪問をして育児の補助をする育児サポーター派遣事業、生後2カ月ほどの赤ちゃんのいる家庭に訪問して予防接種の説明や育児の相談を行う赤ちゃん訪問事業、連続5日以上育児休暇を取得した父親とその勤務先に補助金を交付するイクメン応援奨励金などといった具合です。以上のような点から、島田市は子育てに関してかなり恵まれた環境にあると言えます。
静岡県島田市の土地価格相場
家を建てる場合にまず気になるのが土地の価格です。静岡県島田市の相場を見てみると、2018年時点の公示地価は平均で6万3,390円、坪単価は平均20万9,000円となっています。この数字は静岡県のなかでは平均的なものだと言えます。ちなみに、エリアごとの土地価格は島田駅エリアが最も高く、公示地価は平均8万800円、坪単価は平均26万7,107円です。次いで六合エリア、金谷/新金谷エリアと続きます。さらに、年度別の推移を見てみると、1991年をピークに下落傾向が続いています。
のどかな田舎を満喫！静岡県島田市の観光スポット
島田市は観光スポットも豊富です。まず、必見なのが世界一長い木造橋としてギネスブックにも認定されている蓬莱橋です。全長はなんと894.7mにもなります。まるで江戸時代にタイムスリップしたかのような雰囲気を漂わせており、実際に時代劇をはじめとして多くの映画やドラマのロケ地にも使用されている場所です。したがって、運が良ければロケの撮影現場を見ることができるかもしれません。次におすすめなのが、島田市ばらの丘公園です。広さ6,000坪にも及ぶ園内には美しいバラが咲き乱れる庭園と大温室があります。約360種類ものバラが揃えられており、春と秋にはフェスティバルが開催されています。
また、大井川鐵道も見逃せない観光スポットです。この路線の目玉は新金谷駅から終点千頭駅のあいだを、ほぼ毎日走っているSL列車です。レトロな蒸気機関車に乗り込み、自然の風景を目前にしながら汽笛の音に耳を傾ければ、たっぷりと旅情気分に浸ることができます。そのほかにも、江戸時代の雰囲気を色濃く残す大井川 川越遺跡、一面緑の景観が美しい牧之原大茶園、お茶の歴史や文化が学べるふじのくに茶の都ミュージアム など、島田市の観光スポットはどれも魅力的なものばかりです。
家族で楽しく暮らすなら静岡県島田市に理想の家を！
島田市には茶葉と豊かな自然が織りなす美しい景観があり、子どもたちが遊べる公園も豊富です。子育てのための環境も整っており、このような場所に理想の家を建てたならば、家族みんなで楽しく暮らせるはずです。どこに家を建てるか悩んでいる人は静岡県島田市を有力な候補地として検討してみてはいかがでしょうか。
