自分だけの注文住宅を建てて、新しい土地で新生活を送ることに憧れている人は多いでしょう。その際には、新しい生活の場となる土地の情報が重要なポイントとなります。特に、そこで子育てをしていくのであれば、治安や子育てサービスの充実は非常に重要なチェックポイントとなります。ここでは、20代~30代前半の夫婦に向けて茨城県牛久市の土地情報を、基本的な情報からショッピング、観光名所に渡るまで解説していきます。
トピックス一覧
古代から人が住む茨城県牛久市の基本情報
茨城県牛久市は、平成30年8月1日時点で人口8万4,800人、世帯数は3万4,353世帯の都市です。茨城県南部に位置し、ちょうど関東ローム層の稲敷台地に広がっています。この地域には古代から人が住んでおり、数多くの古墳から農耕中心の生活が営まれていたことがわかっています。平安時代には、すでに街の原型が整っており、水戸から陸前への街道筋の酒楽が形成されています。江戸時代には、旧牛久町内は宿場町となりました。明治に入り、新政府のもとで発展を続けた旧牛久町は、昭和29年に岡田村、昭和30年には奥野村との合併を経て牛久町へと移行します。このときの人口はおよそ1万5,000人でした。
その後、牛久町は昭和41年に首都圏近郊整備地帯となり、首都圏のベッドタウンとして整備され始めます。昭和61年には、茨城県内の19番目の市、牛久市として生まれ変わりました。
首都圏のベッドタウン!茨城県牛久市の特色
牛久市は、まず首都圏のベッドタウンとしての大きな側面を持っています。昭和61年に牛久町から牛久市になってから、平成5年には企業の業務施設を集中させることで、首都圏の都市機能の受け皿としての役割を負うため「土浦・つくば・牛久業務核都市基本構想」が国から承認されました。また、市としても県南地域の中核都市として発展しており、交通網や上下水道などの生活基盤が整備されています。
自然環境の特徴としては、水系が豊富なことが挙げられます。市を西から東へと横断する小野川、南西エリアから流れる稲荷川、そこから続く牛久沼などがその代表です。こうした水系は台地に入り込み、特徴的な窪地である「谷津」を形成しています。牛久市は農業が盛んで、市内の29.7%が農地です。さらに、水田の多くは農業振興地域農用地となっており、保全対象となっています。
牛久市を象徴する重要なキャラクターがカッパです。多くのカッパを描いた日本画家・小川芋銭の住居の残る牛久市の各所にはカッパがおり、訪れる人を楽しませています。
治安は悪くない?茨城県牛久市の安全性
牛久市の治安は、比較的良いと言えるでしょう。平成29年1月から12月までの犯罪統計を見てみると、最も多いのは万引き、次いで車上ねらいとなっています。主な犯罪行為は、そのほとんどが軽犯罪となっており、逆に強盗などの凶悪犯罪はほとんど起きていません。災害に関しては、水系が豊富なことが影響してか、地域によっては土砂災害が起きやすい場所があります。「牛久市土砂災害警戒区域指定箇所マップ」によれば、牛久沼周辺の西部エリア、小野川周辺の東部エリアが土砂災害特別警戒区域となっています。
茨城県牛久市の主要交通網の種類は?
牛久市の主要な交通網は、主にJR常磐線です。この路線の主要駅は、牛久駅とひたち野うしく駅の2つとなっています。牛久市では、JR東日本のダイヤ改正によって、上野東京ラインを開業しました。常磐線の終点駅は、かつては上野でしたが、この改正によって路線は品川駅まで延長しました。これにより、JR常磐線の利便性は格段に向上、都心まで約50分で行くことが可能となったのです。
これ以外の交通機関として挙げられるのは、関東鉄道バスやJRバス関東です。関東鉄道バスは主に市内や近郊の移動、JRバス関東は深夜バスとして利用されています。ほかにも、成田空港交通や千葉交通では成田空港行きのバスが出ており、空路へのアクセスもスムーズにできる土地です。
利便性は?生活用品の買い物には困らない!
牛久市は、生活するうえでの利便性も十分に高い土地となっています。ショッピングに関しては、各所にスーパーやレストラン、家電量販店があり、必要なものはたいてい揃えることができます。また、牛久駅周辺にはたくさんの商業施設があります。食料品からフィットネスクラブ、生涯学習センターをそろえた総合商業施設「エスカード牛久」をはじめとして、小型の店舗が点在しており、たいへん便利です。ひたち野うしく駅方面には、家電量販店やスーパーがあります。
18歳まで安心のサポート!茨城県牛久市の子育て環境
牛久市は、子育て環境が充実している都市としても知られています。まず、仕事と子育てを両立することを目的として、生まれる前から18歳になるまでという長期間にわたる子育て支援が挙げられます。さらには、高校生にまで医療費の助成があるため、万が一の病気のときでも安心です。日本全国で問題となっている待機児童の増加についても、牛久市なら安心できます。市内にある公立保育園は4カ所、私立保育園は15カ所、さらに1カ所の認定保育園と4カ所の認可外等保育施設と、十分な数の保育施設がそろっているのです。
子育てをするにあたって、子どもが大きくなる18歳までという長期間にわたってのサポートがあるのは非常に助かりますし、最も手のかかる時期である幼少期に必要な保育施設が豊富にあるのも安心につながります。また、市内には「ふわふわドーム」をはじめとする公園が139カ所もあるので、休日に家族で遊ぶのにはうってつけです。
茨城県牛久市の土地価格相場
牛久市の土地価格相場は、2018年8月現在での公示地価の平均値は4万4,919円となっています。この価格は、全国1372市町村のなかでは463位です。また、地価の変動率は-0.34%の下落となっており、変動率は同じく茨城県内ランキングでは471位となっています。エリア地価ランキングでは、やはり利便性の高い駅周辺が高く、1位のひたち野うしくは、1平方メートルあたりの地価平均が8万1,800円、2位の牛久駅エリアは4万9,460円です。なお、エリア全体の坪単価平均は14万8,494円となっています。
大きな大仏は圧巻!茨城県牛久市の観光スポット
牛久市の観光名所と言えば、まず何をおいても「牛久大仏」でしょう。全高およそ120mの巨体は、なんとニューヨークの自由の女神の3倍という威容を誇ります。もちろん、その大きさは世界最大級で、晴れた日にはスカイツリーや富士山まで見えると言われるこの大仏は、まさに一見の価値ありです。胎内拝観や写経などのユニークなイベントもあるので、家族やカップルにも人気の観光スポットとなっています。大仏のインパクトがとても大きいですが、牛久市の観光スポットはこれだけではありません。
牛久駅から徒歩8分のところにある「牛久シャトー」は、1903年に日本初の本格ワイン醸造所として誕生した当時の印象的な赤レンガの建物を、2018年の今に残しています。夏にはビアガーデン、秋には紅葉を楽しみながらの地ビールとワインと、季節ごとに違う楽しみ方ができるスポットです。自然と触れ合う場所としては「牛久自然観察の森」が最適です。森の動物や虫たちのことを学べるネイチャーセンター、旬の野菜を飢えた畑のある観察舎、野鳥の観察ができるハイドといった施設があり、家族で楽しめる場所となっています。
子どもが喜ぶモチーフがたくさんの茨城県牛久市
牛久市は、牛久大仏やカッパといった印象的なモチーフがたくさんあります。こうしたモチーフは、大人だけでなく子どもにとっても魅力的なものでしょう。それ以外にも、豊富な観光スポットや公園があるので、家族連れで楽しむのに不足はありません。また、18歳になるまでという長期間に渡る子育て支援や豊富な保育施設があるため、子育て環境も抜群であると言えるでしょう。これから新しい生活を新しい土地で始めようという人は、ぜひ茨城県牛久市で注文住宅を検討してみましょう。