注文住宅を建てて長く住むなら、自然の豊かさや施設の充実、交通アクセスや住宅環境のすべてが快適であることが理想です。茨城県なら、自然のゆとりと利便のある環境両方の理想を叶えることができるといえます。ここでは、茨城県の気候や地形による住みやすさと、家族ごとの理想を満たす特徴を備えた人気の街についてご紹介します。
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茨城県とはどんなところ?
茨城県は関東地方の北東に位置する県で、福島県、栃木県、埼玉県、千葉県に接しています。県庁所在地は水戸市です。県の人口は約288万人で全国11位、県の面積は約6,097平方キロメートルで全国24位となっています。一見、面積に対しての人口が多いように思えますが、茨城県の可住地面積は全国4位で、住みやすい地形の割合が高いのでゆとりのある県です。2013年の調査では、1住宅あたりの敷地面積は全国1位を記録しており、居住環境に余裕のあることがわかります。
県内の市町村数は44あり、そのうち市は32、郡は7、町は10、村は2です。都市部で便利に暮らしたい人にも、こぢんまりとした街でゆったりと暮らしたい人にもマッチする県といえるでしょう。関東平野が広がっているため、自然豊かな地域でも住みやすい地形が多いという特徴があります。県の東は太平洋に接する約190キロメートルの海岸線になっており、海の幸が豊かなことも大きな魅力です。
茨城県はここがすごい!有名な観光名所は?
暮らしやすい気候も茨城県の特徴です。2017年の調査では、年間日照時間・快晴日数は全国5位、年間の平均気温は14.8度となっており、日当たりがよく温暖であることがわかります。年間積雪日数は東京都と同じ11日で、雪害の心配もない地域です。気候が温暖で地形が緩やかなため特産品も多く、常陸牛やメロン、納豆など豊かな山の幸を楽しめます。海沿いの地域では漁業が盛んで、アンコウ、ヒラメ、しらすなど四季折々の旬の魚介類を堪能することができるでしょう。
県西エリアには古い街並みや歴史的建造物が多く残っており、街並みそのものが重要伝統的建造物保存地区となっている情緒豊かな地域です。桃やヤマザクラなど花の名所も多くあり、毎年多くの観光客が訪れます。県央エリアの海沿いにはビーチが広がり、家族での海水浴やマリンスポーツを楽しむことができるでしょう。県北の山間エリアでは、登山やキャンプ、カヌーなどのアウトドアスポーツを満喫することができます。
科学の街!つくば市の住みやすさは?
国内最大の研究科学都市として知られるつくば市の人口は約23万人です。茨城県の中でも東京都への利便性が高いのが大きな特徴で、つくばエクスプレスで北千住まで最短35分、秋葉原までは最短45分で移動することができます。利便性の高い地域でありながら、雄大な筑波山がそびえ、175カ所の公園があるなど自然も豊かです。
医療施設の病床数や教育機関の数も全国平均を上回っており、市立の学校はすべて小中一貫校となっているため、子育て環境も充実しているといえるでしょう。つくばエクスプレス沿線地区の出生率は2.3となっており、子どもを2人以上育てやすい余裕のある地域となっています。アクティビティも豊富で、万葉集にも詠まれた歴史ある筑波山はハイキングの名所でもあります。ロープウェイやケーブルカー、アウトドアパークや温泉があり、家族で休日を満喫するのにぴったりです。フルーツや野菜が豊かなことに加え、ラーメンやパンなど、グルメのレベルが高い市でもあります。
日本三公園の偕楽園も!水戸市の住みやすさは?
茨城県の県庁所在地でもある水戸市の人口は約27万人で、県内の人口順位のトップを記録しています。市内には日本三名園の一つである偕楽園があり、梅祭りの時期には3,000本の梅が咲き誇ります。また、英国風景式庭園の七ツ祠公園や保和苑も、四季折々の花の咲き誇る代表的な観光名所です。加えて、美術館や博物館、歴史館などの知性をはぐくむ公共施設も豊富にあります。また、保育所と幼稚園は合わせて70以上、小中高等学校も合わせて70あり、子育て環境は充実しているといえるでしょう。
市の主要駅である水戸駅には常磐線、水郡線、水戸線、大洗鹿島線の4線が乗り入れて東西南北へ伸びており、県内各所への交通網となっています。JR常磐線の特急を利用すれば東京都内まで65分で移動することができ、都心部へのアクセスの良さも魅力です。水戸の名物として有名なのは納豆料理ですが、1985年ごろからはチーズの開発にも力を入れています。水戸産のゴーダチーズやサントモールチーズはチーズコンテストの優秀賞を受賞しており、グルメの舌を唸らせる水戸市自慢の逸品です。
花火大会がすごい!土浦市の住みやすさは?
土浦市は茨城県の県南エリアにあり、東京駅まで常磐線特急で46分という、都心部へのアクセスの良さが特徴です。人口は約14万人で、JR土浦駅を中心に小中学校、官公庁、スーパーや飲食店がまとまったコンパクトシティスタイルの街といえます。保育所や幼稚園は合わせて42、小中高等学校は合わせて37あり、子育て環境にはゆとりがあるでしょう。教育施設だけでなく、サイクリングや釣り、パラグライダーなど子どもと楽しめるアクティビティも充実しています。
毎年10月には土浦全国花火競技大会が開催され、これは日本三大花火の一つといわれています。全国の花火師が日本一を目指して土浦に集まり、夜空一面を花火に染めて技を競い合う壮大なイベントです。桟敷席を予約すれば、人混みに揉まれることなくゆっくり観賞できます。色とりどりの光が降り注ぐような迫力満点の夜は家族の思い出になるでしょう。
茨城県でこれから人気の出そうな街は?
注文住宅を建てるなら、比較的地価の安い、これから人気の出そうな街を検討するのもよいでしょう。ひたちなか市は人口約15万5千人の県央エリアの街で、工業や水産加工業など「ものづくりの街」として発展しています。保育所や幼稚園は合わせて37あり、小中高等学校は合わせて34です。主要駅である勝田駅から水戸駅までは常磐線で2駅です。県の交通大動脈へのアクセスも良好といえます。海沿いには四季の花豊かな国営ひたち海浜公園もあり、休日は家族でサッカーやバーベキューを楽しめます。
海と山が豊かな県北エリアの日立市は、人口約18万人に対し保育所や幼稚園は合わせて63、小中高等学校は合わせて51と教育施設の充実した街です。動物園やプラネタリウムのある文化ホールもあり、子どもの知的好奇心を刺激してくれるでしょう。海沿いには県の主要鉄道である常磐線が通っており、水戸駅へのアクセスも良好です。
県南エリアにある牛久市は、東京都より50キロメートル圏内という都心へのアクセスの良さが魅力で、東京都で働く人にとっても住みやすい街となっています。人口約8万5千人に対して保育所や幼稚園は合わせて17、小中高等学校は合わせて17あるうえ、平日は19時まで児童クラブの利用が可能です。共働きスタイルの家族にとって心強い環境が整っているといえるでしょう。市内には生き物を観察しながら散策できる自然公園もあり、休日を森林の中でゆったりと過ごすことができます。
茨城県の土地探しは暮らしやすさにこだわろう!
茨城県は温暖な気候と豊かな自然を備えながら、都心部へのアクセスが良好な地域であることが特徴です。都心部に仕事を持ちながら、ゆとりのある環境でプライベートを過ごしたい家族にぴったりの県ともいえるでしょう。海沿いの街、山間の街、都市機能を備えた街と特徴もさまざまで、家族ごとの必要に合わせた土地選びが可能です。注文住宅を建てて長く住むなら、利便とゆとりの両方を備えた茨城県がきっと理想を満たしてくれるでしょう。