家族の思い出が刻み込まれていく大切なマイホーム。建てる場所にもこだわって後悔のない家づくりをしたいものです。福岡県は、仕事、教育、住環境など、さまざまな面で生活しやすい県といわれています。その中でも特に人気の地域について、福岡市、北九州市、久留米市から厳選し、暮らしやすいポイントとともに紹介していきます。
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福岡県はアジアの玄関口！住みやすい街として有名
九州北部に位置する福岡県は、朝鮮半島やアジア大陸に近く「アジアの玄関口」といわれています。韓国や中国との間には豪華客船や高速船が就航し、県内にはアジアからの観光客が目立ちます。街を歩けば隣国との歴史的な繋がりを発見することもでき、日本がアジアの中の一国であることを実感することができる地域です。飛行機に乗れば東京よりもソウルに行く方が近いほどです。
福岡県は、九州内で最も人口が多く、福岡市と北九州市の2カ所の政令指定都市を擁します。九州における政治、経済、文化の中心地で、九州全県から多くの人が集まります。なかでも、県庁所在地の福岡市は、イギリスのグローバル情報マガジン「MONOCLE（モノクル）」2016年版で「世界の住みやすい街ランキング」の7位にランクインしました。このランキングは交通の利便性や犯罪率、清潔性などを基準に選ばれるものです。
福岡市は、九州一のにぎわいを見せる都市部と郊外の海や山との距離が近く、駅や空港へのアクセスが良いことから「コンパクトシティ」と呼ばれています。家族で休日を過ごすのにぴったりな自然豊かな場所も多く、ファミリー層を中心に人口が増加しています。
高級住宅街で大濠公園の花火大会を見る！
福岡市民の憩いの場所「大濠公園」周辺は、高級住宅街として人気の地域です。福岡空港や博多駅、福岡市の繁華街・天神とは地下鉄で結ばれており、市内のどの場所にも容易にアクセスできます。公園のそばにはアメリカ領事館があり、警備が厳しいことも影響して治安が良く住環境が良いことでも知られています。
大濠公園はもともと博多湾の入江で、福岡城の外濠として利用された場所を公園として整備したものです。約22万6000平方メートルの池を有し、池の周りの約2キロの遊歩道では、ジョギングや散歩を楽しむ人の姿が見られます。
園内の東西2カ所には、遊具のある「児童公園」があり、池では貸ボートに乗ることもできます。緑豊かな環境の中で子どもと一緒にゆったり過ごすことができるため、休日には家族で訪れる人が多いです。
春は近隣の舞鶴公園や西公園とともに桜の名所として人気です。夏には「大濠花火大会」が行われ、市内外から毎年41万人を超える人が集まります。遮るもののない360度の視界で楽しむ数千発の花火は圧巻です。公園周辺の住宅街からは間近にこの花火を見ることができます。
商店街が大きい西新地区
西新エリアは福岡市早良区にあり、最寄り駅は地下鉄空港線の「西新駅」です。空港線は福岡空港、博多駅、天神へと繋がる路線で、地下鉄を利用して西新へと移動する人が多くいます。
駅の北側は小学校から大学までが建ち並ぶ文教地区です。学校の敷地は広々としていて木々が植えられていることが多いため、地域全体が緑豊かでゆったりとした雰囲気が漂っています。西新周辺には小学校が多く、文教地区ということもあり、教育レベルが高いといわれています。子どもの教育面を考えて西新に住む人も多く、転勤族が好んで住む地域として知られます。文教地区をそのまま海側へと進むと、観光地としても人気の百道エリアに出ます。博物館や図書館も徒歩圏内です。
駅の南側にあるのは、福岡市有数の商店街「西新商店街」です。約1.5キロの距離があり、空き店舗はほとんど見当たりません。食品専門店や美容院、生活雑貨店など、生活に必要なものはたいてい手に入るため、日常の買い物はここで済ませることができます。学生が多い地域なので、手ごろな価格で食事ができる飲食店が多いのも魅力のひとつです。
街並みが美しく都心に近い赤坂
赤坂エリアは地下鉄空港線「赤坂駅」を中心とし、大濠公園と天神の真ん中に位置します。都心部のにぎわいと、豊かな自然の両方を生活の中で楽しむことができる地域です。場所にもよりますが、大濠公園や天神には徒歩で行くことも可能で、福岡市の中心地に住んでいる感覚を味わうことができます。
赤坂は街並みが美しいことでも人気です。なかでも、国道202号線の護国神社から警固の間の区間は「赤坂けやき通り」と呼ばれ、道沿いに約100本のけやきが植えられています。夏には新緑、秋には黄色く色づいたけやきのトンネルが美しく、福岡市の「アメニティ百選」や「新・日本の街路樹百景」にも選ばれています。オシャレなカフェやレストラン、ギャラリーなど思わず立ち寄りたくなるような店が並んでいるのも魅力のひとつです。
オシャレな街というイメージが強い赤坂ですが、24時間営業のスーパーがあるなど、生活のしやすさも魅力です。博多や天神へのアクセスは抜群で、都心部で働く人にとっては住んでみたい憧れの地域でもあります。
公的支援が充実している大手町
福岡県北部に位置する政令指定都市・北九州市は子育て支援やシニアライフ支援で注目を集めている都市です。出産環境や乳幼児保育、小児医療などが高く評価され、平成28年度「次世代育成環境ランキング」では6年連続の政令指定都市1位に選ばれました。子どもを育てやすい制度が整っている点は、子育て世代にとって大きなポイントです。
同じく平成28年の調査によると、物価の安さも政令指定都市の中で1位をマークしています。物価は毎日の生活に直結するため、暮らしやすい都市の目安になるのではないでしょうか。福岡市同様、海や山が身近で休日にはレジャーが楽しめる点も魅力です。
北九州市最大の駅「小倉駅」や乗り継ぎが便利な「西小倉駅」に近く、紫川や勝山公園といった自然が身近な大手町は、ファミリー層が暮らしやすい地域です。駅の方へと足を運べば巨大ショッピングモールがあり、小倉北区役所や中央図書館へも徒歩で行くことができます。近くにスーパーがあり、買い物も便利です。
医者のまちとして知られる花畑
福岡県南部に位置する福岡第三の都市・久留米市は「医者のまち」として知られます。人口1万人あたりの医師の数は全国でもトップクラスと多く、「久留米では医者に困ることはない」といわれているのだとか。医師が多い理由は、九州初の医学専門学校が久留米で開校し、卒業生が久留米で開業した歴史にあります。高度救命救急センターや小児救急センターも整っており、急な病気やケガのときにも頼りになります。
久留米市の中心地、西鉄「久留米駅」の隣の駅「花畑駅」周辺は、比較的新しい高級住宅街です。広い地域ではありませんが、小学校、スーパー、コンビニ、銀行、郵便局、病院など生活に必要なものはこの地域でそろいます。コンパクトで暮らしやすい地域といえるでしょう。花畑駅には特急電車も停車します。福岡市の中心地・天神にも直結しているため、通勤や通学にも便利です。
玄界灘で獲れる海産物がおいしい宗像市
北九州・福岡大都市圏に属する宗像市は、響灘や玄海灘にも接する都市です。市立小学校が14校、私立中学校が6校程度あります。また、個人病院やクリニックが多くあるほか、休日や夜間の内科・小児科は宗像地区急患センターが利用可能です。鉄道は、九州旅客鉄道（JR九州）の鹿児島本線が通っています。市街地の中心にある駅は赤間駅です。
市内の観光地としては、宗像大社が有名です。「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。宗像大社では、毎年10月1日～3日に秋季大祭が行われています。また、宗像市を巡る際に「むなかたレンタサイクル“むなくる”」を利用するのも良いでしょう。市内6カ所のステーションのほか、福津市にあるサイクルポートでも返却できるので便利です。
宗像市では、地域の活性化のため、「宗像応援eあいてむ」などで市内事業者の支援を強化しています。文化面のみならず、経済面でも力を入れている宗像市は、住みやすさの面でも魅力的です。
交通の便が良く住みやすい大野城市
大野城市は、福岡市のベッドタウンとして知られる市です。市立小学校は10校程度、市立中学校は5校程度あります。病院・医院や薬局は30件程度で、小児科の夜間・休日診療体制も整っています。鉄道は、九州旅客鉄道（JR九州）の鹿児島本線・西日本鉄道（西鉄）の天神大牟田線が通っており、通勤や通学にも便利な地域です。
名所・旧跡として、大野城跡・水城跡があります。ともに古代の城跡で、国の特別史跡に指定されています。また、秋には「おおの山城大文字まつり」が行われており、市民に親しまれている行事です。大野城市では、健康増進のためにウォーキングを推奨しています。「歩こう運動記録カード（かたつむりカード）」を配布しているほか、「すこやかウォーキングコースマップ」も作成しています。人口が増加し続け、住宅地として人気が高い大野城市は、これから住むのにも最適な街の1つといえるでしょう。
人口増加中！牡蠣など海産物がおいしい行橋市
行橋市は、人口が増え続けている福岡県東部の中心都市です。市立小学校は11校程度、市立中学校は6校程度あります。病院は、市内医療機関として1か所あるほか、休日・夜間急患センターも備えられています。鉄道は、九州旅客鉄道（JR九州）の日豊本線・平成筑豊鉄道の田川線が通っており、市の中心部にある駅が行橋駅です。
観光面では、国の史跡である御所ヶ谷籠石をはじめ、守田蓑洲旧居・旧百三十銀行行橋支店などの旧跡が多くあります。黒田官兵衛の九州最初の居城跡とされる馬ヶ岳城跡は、その馬ヶ岳を登るウォーキングコースもあり、有効利用すれば健康づくりの効果もあるでしょう。そのほか、各所でイベントも豊富に行われています。名産の牡蠣をアピールした「かきフェスタinゆくはし」など、食の魅力も満載です。
また、海岸を使った「ゆくはしビーチスポーツ」を独自に行っており、さまざまな競技のイベントが企画されています。都心部に近く、食べ物もおいしい行橋市は、文化・健康面でも充実しており、家を建てて住むのに最適な場所の1つです。
福岡県内で4番目の人口を擁する飯塚市
飯塚市は、筑豊三都の1つとされる、福岡県で4番目の人口を擁する都市です。市立小学校が22校程度、市立中学校が10校程度あるほか、私立の小中学校も1校ずつあります。市立病院は、内科・外科をはじめとした総合病院で、もしもの際も安心です。飯塚市には九州旅客鉄道（JR九州）の筑豊本線・篠栗線・後藤寺線、福北ゆたか線が通っています。中心の駅は新飯塚駅で、飯塚駅は旧市街の中心駅です。
観光では、明治30年代後半に建築された「旧伊藤伝右衛門邸」や、炭鉱が栄えた頃の風情が残る「嘉穂劇場」など、史跡が多くあります。長崎街道の筑前六宿として栄えた面影の残る場所もあり、史跡巡りも楽しめるでしょう。ファミリー向けには、本格的な人工芝スキー場のある総合レジャーパーク「サンビレッジ茜」や、動物とふれあえてキャンプやバーベキューも楽しめる「ふれあい動物園 ピクニカ共和国」などがあります。定住化政策健幸都市を掲げる飯塚市は、あらゆる環境においてマイホーム建築に適した地域です。
世界遺産が2つ！美しいまち大牟田市
福岡県南部に位置する大牟田市は、三池炭鉱跡と三池港という2つの世界遺産を抱えた街です。2007年には「世界の最もきれいな都市トップ25」で25位にランクインもしています。ちょうど九州エリアの中央に位置しているため位置関係的にも交通の便が非常によく、九州一円ならどこへでもスムーズにアクセスできます。位置関係だけでなく、鉄道や幹線道路、そして港まで、さまざまな交通機関がそろっていることが大牟田市ならではのメリットであるといえるでしょう。
大牟田市は子育て支援が充実している街としても知られています。特に、36カ所ある幼稚園や保育所の待機児童がゼロであるという点は注目すべき点です。ほかにも、3歳以下の子どもが親と一緒に遊んだり親同士のコミュニケーションをとったりできる「つどいの広場」や240カ所に及ぶ公園は子育ての大きな助けになってくれるでしょう。また、移住・定住支援として「おおむた移住定住サポート会議」を設けており、仕事や住まい、結婚や子育てなどについての充実のサポートを提供してくれます。マイホームとして注文住宅を建てて定住するにはとてもよい環境であるといえるでしょう。
福岡県の建築実例
建築実例1. 憧れのガレージハウス
約140坪の敷地に趣味の車を楽しむべく計画された今回のお家には、ご主人の譲れないポイントが満載！贅沢なつくりのガレージハウスに、車を眺められるギャラリースペースもあります。
見た目だけではなく室内空調にもこだわり、ユニバーサルホームの全館空調「まるっと空調」を採用。
一年中快適に過ごせる住まいで、全館空調のおかげでぜんそく持ちの息子さんの症状も落ち着いたとのこと。
お休みの日には外で友人とBBQを楽しんだり、車の話しをしたりと充実のおうち時間が過ごせる住まいが完成しました。
詳細情報：福岡県の建築実例「憧れのガレージハウス」
建築実例2. 10ｋＷの太陽光搭載＆動線を重視した家
10ｋＷ超の太陽光搭載のお家です。
間取りは動線良く、奥様の家事負担を減らしています。また、キッチンからリビングも和室も見渡せる間取りは、いつでも家族の気配を感じられます。
お施主様のこだわりのつまったお家が完成しました。
詳細情報：福岡県の建築実例「10ｋＷの太陽光搭載＆動線を重視した家」
建築実例3. 想い描いた夢実現 シンプルモダンの家
モノトーンでシンプル、そして落ち着く家。家族が集まるリビングは広く、いつも笑い声が聞こえてくる空間。
詳細情報：福岡県の建築実例「想い描いた夢実現 シンプルモダンの家」
さまざまな顔を持つ福岡県の都市
福岡県は洗練された都市の顔と、海や山といった豊かな自然環境、田園や港湾風景をあわせ持つ県です。自然が身近なため海の幸、山の幸にも恵まれ、手頃な価格で新鮮な食材を手に入れることができます。また、首都圏に比べると物価が安く、生活しやすいのも大きな魅力です。
一方で、福岡市を中心とした都心部は九州一のにぎわいを見せ、首都圏で人気の店が福岡に支店を出すこともよくあります。福岡県は九州における流行の発信地でもあり、都市の楽しさを感じることも可能です。暮らしやすさと楽しい憩いの両方を享受しながら、福岡県での生活をエンジョイしてみませんか。
